介護サービス(18)~施設サービス・介護療養型医療施設~ | 静岡発!介護社労士JOYがゆく!

介護サービス(18)~施設サービス・介護療養型医療施設~

 利用者が自立した生活を送る
 ことが難しい現実の中で…

 ご家族が施設での介護を
 選択するとき…

 手始めに「介護保険」が適用
 される施設を探すはず…

 なぜなら…

 介護保険が適用されれば多少
 自己負担額が減るから…

 しかし…

 介護保険が適用される施設って
 どんなものがあるのか…

 「特養」「老健」

 はよく知られているが…
 
 どちらにも入れない可能性がある
 場合に介護保険が適用される
 施設介護が選択できないのか…

 できなければ…

 有料老人ホームなどを探して
 いくほかはない…

 それはさておき…

 その中の一つである
 介護療養型医療施設は…



 特別養護老人ホームや介護老人保健
 施設に比べ、医療・看護サービスを
 提供する関係上介護に携わるスタッフが
 多くなっています。

 また、基本的には病院ですので
 医療行為も受けることができる
 ようになっています。

 介護療養型医療施設には
  ➊ 療養病棟
  ➋
 老人性認知症疾患療養病棟

 があります。

 
療養病棟とは…
 病状は安定しているものの、長期に
 わたり療養や介護必要な利用者に対し、
 医療・看護や機能訓練などの
 サービスを提供する医療施設です。


 実際には、特養や老健よりも介護度の
 高い(要介護3~5)方々が多く利用
 されているようです。

 
老人性認知症疾患療養病棟とは…
 
認知症を発症され自宅や実際に施設に
 入居したものの療養が困難な高齢者に対し、
 高水準の居住環境で長期的に精神科的
 医療ケアを提供する施設になります。

 ただ、現実はというと…
 そうはいかないようです。

 介護や長期療養を必要としない方々が
 介護療養型医療施設を利用するケースが
 多いらしく、医療保障費などの社会保障費の
 圧迫が現実的に起こってきているため、
 4年後を目処に廃止される予定です。

 将来的には
 医療病棟型療養施設か、あるいは
 介護療養型老人保健施設への移行を
 目指すことになっていきます。

追伸
 特養・老健・介護療養型医療施設と
 その役割が曖昧なのが介護施設の
 現状であります。

 施設ならどこでも…と思いきや
 なかなか介護保険が適用される
 介護施設に入居するためには
 高いハードルが立ちはだかります。  

 そして…

 実際には働き盛りの年齢であっても
 施設に入らざるを得ない状況に
 なってしまう方もいらっしゃいます。

 そんなときに年金の備えや生命保険の
 備えが必要なのかな~と思います。

 今、備えのなくなった自分は…
 「動けることの意味」を喜びを持って
 受け入れておりますが…

 「突然」

 そんなこともありますので、
 身体の手入れだけは毎日欠かさず
 行うことを大切にしていきます。