コロナに罹った父は、

みるみる食欲がなくなり、何も食べられず、

下を向いたまま辛そうにソファに座ったままの事が増えました。


そのうち飲み物も飲まなくなりましたが、

毎日保健所からかかる電話で症状を言っても、

酸素濃度がそれほど低くないからと

救急車も呼べませんでした。



でも高齢だからと訴えると、夜、往診の医師が来てくれ、肺炎を起こしており、普通なら救急車を呼んで入院する程だからもう覚悟してください

と言って帰られましたが、あまりに突然の事で茫然とするしかなく。



翌日医師から連絡があったのか、病院で診察を受けられましたが、高齢で弱っているため、栄養無しの点滴しか受けられず、帰されました。


結局は入院したのですが、そこでも父は何も食べる事なく、意識が朦朧としていたのか夜中も歩き回ったりして、少し大変だったようでした。



コロナになると、感染が怖いからと規則に縛られ、普通の医療が受けられず、

重症者や高齢者は却って危険だと思い知らされました。