ピアノの練習曲で

ショパンのエチュード集がある。

 

そのなかには有名な

「別れの曲」や「革命」「黒鍵」などもあるが

 

その1つでアルペジオで連なる曲が

どうしても指定の速さで弾けなかった。

 

 

ダイナミックに音が流れず

つっかえたりしてメロディが聞こえてこない。

 

先生も首をひねったが

 

今考えると

腕にも指にも力が入りすぎ

指が自由に動けなかったのが原因だった。

 

 

指1つ1つで弾くのでなく

 

腕全体をうねらせて

一息に弾けばよかったのに。

 

ガチガチに力がはいったまま

ロックされた指で今までよく弾けたと思う。

 

 

身体全体の余分な力を抜き

軽く鍵盤をはじけば音は充分出る

ということを知らず

 

むしろ1つずつの音を

しっかり弾かないと駄目と思い込んでいた。

 

 

何をするにも力み、頭が固く

緊張して生きてきた自分が

とても残念に思える。