自分が実は母から愛されていたと気づいてから
幼い頃の思い出で必ず浮かんできた
あの玄関で妹が母に抱きしめられる光景が
だんだん小さくしぼんでいった。
そして思い出すことが減っていった。
自分の中にあった悲しみ傷ついたままのわだかまりが
溶けてきたのかもしれない。
これまでの私は、
あの光景を繰り返し思い出すことで
つらい体験を少しずつ浄化していたのかもしれないが
そのままでは、本当の自分に出会える事はなかったと思う。
思い込みに気付き
それを無くしていったら
素直になり心が楽になった。
そして1つの思い込みが消えると
その続きにあった別の思いも
消えていったのかもしれないと思う。