「バンドを組だけど、何の曲をやればいい?」で止まんっていませんか?

こんにちは、牧野肇です。

 

ギターを始めて、少しずつコードを覚えてくると、

「そろそろ誰かと合わせてみたい」

「バンドを組んで演奏してみたい」

と思う瞬間がやってきます。

でも、いざ課題曲を決めようとすると、

「好きな曲はギターが難しすぎる」

「イントロは弾けても、最後まで続かない」

「初心者向けと書いてあったのに、全然簡単じゃない」

そんな問題にぶつかります。

 

これ、バンド初心者にはかなり多い悩みです。

特に最初の曲選びを間違えると、練習してもなかなか形にならず、「自分にはバンドなんて無理なのかな」と感じてしまうことがあります。

 

でも安心してください。

最初から難しいギターソロや複雑なコードに挑戦する必要はありません。

曲を選び、初心者向けにアレンジし、必要な部分に絞って練習すれば、1ヶ月でも「メンバーと最後まで合わせられた」という経験は十分に目指せます。

今回は、ギター初心者やバンドを始めたばかりの人におすすめしたい、1ヶ月で演奏を目指せる曲7選

を紹介します。

※演奏経験や練習時間には個人差があります。ここでは、原曲の完全再現ではなく、初心者向けに簡略化したバンド演奏を想定しています。


バンド初心者の曲選びで大切な4つの条件

曲を紹介する前に、初心者バンドが選ぶべき曲の条件を確認しておきましょう。

コードやフレーズが繰り返される

毎回違うコードやフレーズが登場する曲は、覚えるだけでも大変です。

初心者のうちは、同じ進行やリズムが繰り返される曲を選ぶ方が、短期間で形にしやすくなります。

ギターソロを省略・簡略化できる

原曲にギターソロがあっても、そのまま再現する必要はありません。

最初はコードを鳴らしたり、簡単なフレーズに置き換えたりしても大丈夫です。

大切なのは、バンド全体で曲を止めずに演奏することです。

メンバー全員が知っている

知っている曲は、構成や盛り上がる場所を覚えやすいです。

「次はサビだな」

「ここで演奏が静かになるな」

と感覚的にわかるため、初心者同士でも合わせやすくなります。

弾いていて楽しい

結局、これが一番大切です。

どれだけ簡単な曲でも、メンバーが好きでなければ練習は続きません。

多少難しい部分があっても、

「この曲をバンドで演奏したい」

という気持ちがあれば、練習する理由になります。


1曲目:チェリー/スピッツ

ギター初心者の練習曲として、長く親しまれている定番曲です。

メロディを知っている人が多く、アコギの弾き語りでも、エレキギターを使ったバンド演奏でも楽しめます。

初心者におすすめの理由

コード進行の流れを覚えやすく、基本的なストローク練習に向いています。

最初は細かいニュアンスを気にせず、一定のリズムでコードを鳴らすだけでも曲の雰囲気が出ます。

練習ポイント

まずはAメロやサビだけに区切り、コードチェンジの位置を覚えましょう。

原曲と同じ速さで弾こうとせず、メンバー全員が合わせられるテンポから始めるのがおすすめです。


2曲目:日曜日よりの使者/THE HIGH-LOWS

バンドで演奏する楽しさを感じやすい、明るく勢いのある曲です。

細かい技術を見せるというより、メンバー全員でリズムを合わせて音を出す気持ち良さがあります。

初心者におすすめの理由

曲の展開を覚えやすく、ギターもシンプルなストロークを中心に練習できます。

ドラムやベースと一緒に演奏すると、一人で弾く時とは違うバンドらしい一体感を味わえます。

練習ポイント

右手を止めず、一定のリズムで弾くことを意識しましょう。

多少コードチェンジが遅れても、曲全体の流れを止めないことが大切です。

この曲は、完璧さよりも勢いが似合います。


3曲目:小さな恋のうた/MONGOL800

初心者バンドの定番として名前が挙がりやすい曲です。

疾走感があり、ライブで演奏した時の盛り上がりも感じやすい一曲です。

初心者におすすめの理由

同じようなコードの形を移動させて弾くパワーコードの練習に向いています。

パワーコードとは、主に2本か3本の弦を押さえて作る、ロックでよく使われるコードです。

最初は音を歪ませすぎず、一音ずつきれいに鳴っているか確認しましょう。

練習ポイント

原曲はテンポが速いため、最初から同じ速さで練習すると手が追いつかなくなります。

まずはかなり遅いテンポで、

「コードを押さえる」

「右手で弾く」

「次の位置へ移動する」

という動きを分けて練習してください。

1ヶ月目のゴールは、速く完璧に弾くことではなく、少しテンポを落としてでもメンバーと最後まで演奏することです。


4曲目:マリーゴールド/あいみょん

アコギ初心者に人気がありますが、バンド形式でも演奏しやすい曲です。

ボーカルを中心に、ギター、ベース、ドラムが支える形を学べます。

初心者におすすめの理由

基本的なコードとストロークを使いながら、一曲を通して演奏する練習ができます。

難しいコードが出てくる場合は、簡単な押さえ方に置き換えて構いません。

初心者の段階では、原曲の音を完全に再現することより、音楽として成立させることを優先しましょう。

練習ポイント

強く弾き続けるのではなく、Aメロは少し静かに、サビは少し強く弾くなど、音量に変化をつけてみてください。

難しいテクニックを使わなくても、弾く強さを変えるだけでバンド演奏に表情が生まれます。


5曲目:青空/THE BLUE HEARTS

シンプルな演奏の中に、バンドの熱さを感じられる曲です。

派手な技術よりも、歌や曲に込められた気持ちをメンバー全員で支えることが重要になります。

初心者におすすめの理由

ギターの基本的なコードストロークを使いながら、ボーカルを邪魔せず演奏する練習ができます。

初心者は自分の音を鳴らすことに必死になりがちですが、バンドでは周りの音を聴くことも大切です。

練習ポイント

ドラムのリズムをよく聴きながら、右手を合わせましょう。

自分のギターだけを聴くのではなく、ベースや歌にも意識を向けてみてください。

「自分一人が上手く弾く」のではなく、「全員で一曲を作る」というバンドの基本を学べます。


6曲目:空も飛べるはず/スピッツ

テンポが極端に速くなく、コード練習とバンド練習の両方に使いやすい曲です。

メロディも親しみやすいため、メンバー同士で曲の流れを共有しやすいのも魅力です。

初心者におすすめの理由

基本コードを使った演奏から始められ、慣れてきたらアルペジオにも挑戦できます。

アルペジオとは、コードの音を一度に鳴らすのではなく、弦を一本ずつ順番に弾く方法です。

最初はストロークだけでも問題ありません。

練習ポイント

まずは一曲をすべてストロークで演奏できるようにしましょう。

その後、余裕が出てきた部分だけアルペジオに変えると、少しずつ原曲に近い雰囲気を作れます。

最初から全部を難しくしないことが、1ヶ月で完成させるコツです。


7曲目:Stand by Me/Ben E. King

海外の曲にも挑戦したい人におすすめしたい定番曲です。

同じコード進行を繰り返す形で演奏しやすく、ギターだけでなくベースの練習曲としても楽しめます。

初心者におすすめの理由

一度流れを覚えると、繰り返しながら最後まで演奏しやすい曲です。

バンドメンバーがそれぞれ自分の役割に集中しながら、同じリズムを共有する練習にもなります。

練習ポイント

最初はコードを一回ずつ鳴らすだけでも構いません。

慣れてきたらストロークを増やし、ドラムやベースとリズムを合わせていきます。

演奏を少しずつ発展させられるため、初心者バンドの成長がわかりやすい曲です。


1ヶ月で1曲を形にする練習スケジュール

「曲は決まったけど、どう練習すればいいかわからない」

という人は、4週間に分けて進めてみてください。

1週目:曲を聴いて構成を覚える

最初の1週間は、弾くことだけに集中しなくても大丈夫です。

曲を何度も聴き、

  • イントロ

  • Aメロ

  • Bメロ

  • サビ

  • 間奏

  • 最後の終わり方

を確認します。

ギターでは、使用するコードやフレーズを一つずつ練習しましょう。

2週目:部分ごとに弾けるようにする

曲を最初から最後まで何度も弾くのではなく、苦手な部分を短く区切ります。

コードチェンジで止まるなら、その前後だけを繰り返す。

イントロが難しいなら、最初の数秒だけを練習する。

できない場所を小さくするほど、練習しやすくなります。

3週目:メンバーとゆっくり合わせる

この段階では、原曲のテンポにこだわらなくて大丈夫です。

メンバー全員が演奏できる速さまでテンポを落としましょう。

途中でミスをしても止まらず、最後まで進む練習をします。

バンドでは、誰かが間違えても曲は続きます。

失敗した後に戻れる力も、大切な演奏技術です。

4週目:一曲を通して録音する

スマートフォンで構わないので、バンド演奏を録音してみてください。

演奏中には気づかなかったリズムのズレや、音量の違いが見えてきます。

ギターだけ大きすぎないか。

ボーカルが聞こえているか。

曲の始まりと終わりが揃っているか。

録音を全員で聴き、直す場所を一つか二つに絞りましょう。

全部を一度に直そうとする必要はありません。


初心者バンドが1ヶ月で意識したいこと

初心者バンドに必要なのは、原曲の完全コピーではありません。

大切なのは、メンバー全員で一曲を止まらず演奏できることです。

ギターソロを簡単にしてもいい。

コードを弾くだけでもいい。

テンポを落としてもいい。

最初の一曲を完成させる経験は、その後の練習を大きく変えてくれます。

「自分たちでも一曲できた」

という感覚が、次の曲への自信になります。

 

バンドは、一人ひとりの技術を競う場所ではありません。

違う楽器を担当する人たちが、お互いの音を聴き、一つの曲を作る場所です。

初心者だからこそ、完成度だけでなく、誰かと音を合わせる楽しさを大切にしてください。


まとめ:最初の1ヶ月は「一曲を完成させる」が目標

今回紹介した曲は、

  1. チェリー/スピッツ

  2. 日曜日よりの使者/THE HIGH-LOWS

  3. 小さな恋のうた/MONGOL800

  4. マリーゴールド/あいみょん

  5. 青空/THE BLUE HEARTS

  6. 空も飛べるはず/スピッツ

  7. Stand by Me/Ben E. King

の7曲です。

 

どの曲を選ぶ場合も、最初から原曲通りに弾く必要はありません。

簡単なコードに置き換える。

ギターソロを省略する。

テンポを落とす。

まずはサビだけ合わせる。

そうやって、自分たちが演奏できる形を作っていけば大丈夫です。

 

バンド初心者の最初の目標は、「上手い演奏をすること」ではなく、「メンバーと一曲を最後まで演奏すること」です。

今日、まずは気になる曲を一つ選んでみてください。

そして、曲を聴きながら構成を確認するところから始めましょう。

その小さな一歩が、1ヶ月後の初セッションや、未来のライブステージにつながっていきます。