あらすじ

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地元のハロワの陰気さに逃げ出した私は、
若者ハロワで仕切り直し。

初の転職(再就職)活動やいかに。
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若者ハロワは「明るい」という印象を受けたが、
厚生労働省が「入りやすい」をコンセプトに作ったらしい。

なるほどなー。

 


通常のハロワと違い、
個別に担当が付くのも若者ハロワの特徴。

 

自分の担当は60歳くらいのおじさん。

 

1分に1回、上目遣いに人を見定めるような眼差しを向ける

眼鏡の方である。

 

 

ニートが一念発起して就活しているこを伝えると、

やはりちょっと顔をしかめる。

 

でも私は割りとアクティブなニートだったので、

引きこもってアニメやゲームばかりに時間を費やしていたわけではない、と

遠回しにアピールすると、ようやく手元の書類に目を落とした。

 

ざっと学歴と職務経歴を伝えると

「あなたはすぐに就職できると思いますよ。」 と。

 

 

なるほど。根は良い人なのかな?

とすぐに良い気になるのもアクティブニートの特徴。

 

 

ハロワでの仕事探しは

設置されているPCで行うイメージだが、

若者ハロワは担当者が次々と案件を紹介してくれる。

 

だがカラ求人があるのも事実。

1社目に書類を送った社団法人なんかは、

速攻で不採用通知とともに履歴書を返された(しかも宛名が間違っていた)。

 

そんなことにいちいち落ち込んでいては、

就職なんてできない。

 

気を取り直してPCで探し当てたのが、

広告代理店の営業。

 

広告代理店?

なかなかかっこいいじゃないか。

 

 

「ここ受けたいんですが」と担当者に告げると、

「じゃあそうしたらいいですよ」と直ぐに企業に電話をし始めた。

 

 

そして、履歴書と職務経歴書を送ることになる。

なんだか展開が早いな。

 

 

若者ハロワは活気があり、

担当者といろいろと話込めるので、

気持ちも軽くなる。

 

 

就職活動も、なかなか悪くないな。

 

と思いながら、

書類作成の為、帰路に着くのだった。