今私が進行中で受講している講座

占いゼミテレーマさん主催、伊泉龍一先生の

「神話で本格的に学ぶ現代占星術―惑星編」

 

が面白すぎます!

先生の翻訳本の原本を先生の解説によって学ぶのですが、

なかなかの難解で、情報が盛りだくさんな上に

難しい聞きなれない異国の難しい名前も多く登場し

(しかも名前が違っても同じ神などややこしい)理解するのに苦労します。

 

先生の翻訳分も私にとっては堅苦しく、

「何もそんなに賢そうに気取って書かなくてもいいじゃん!」と思ってしまいますニヤニヤ

先生は太陽山羊座で、私は双子座だから表現の仕方が全然違うのですね。

 

初めての方はこちらから → 私について(21.01.17更新)

 

 

今回は「水星」についての私なりの考察です。

 

面白いと思ったのは、水星は知性と密接に結び付けられ

占星術を少しでもかじったことがある人には

水星=知性はご存知の通りだと思います。

 

しかし、この知性というものは

実は注意取り扱い要注意!ということにもなるのです。

 

少しイメージしていただければわかると思いますが

現代社会においても「知能犯」と呼ばれる部類の人々は、

頭が良い故に、一般人がマヌケに見えて

詐欺、横領を働くのでしょうね。

悪い奴ほど頭がいい」などと揶揄されます。

 

しかし、ある意味これは真実を突いているとも言えます。

実際に神話上、水星の神に当たるメリクリウスは

ローマでは「泥棒の神」としても知られているということです。

 

テキストにはこのように書かれています。

 

いずれにしても、ヘルメスはアルカディアのキリニ山の

頂上にある洞窟で生まれた瞬間からほぼ泥棒だった。

この早熟な幼児が日の光のもとに現れた時、

彼が最初に目をとめたのが亀だった。

この生き物の甲羅から、

彼は楽器のリラを創り出した。

 

ヘルメスの癖は相変わらず続き、

彼はアポロンの牛を盗んだ。

そして、それが見つかってしまった時、

オリンポスに召喚され、

ゼウスの裁きを受けることになった。

最終的にはゼウスもアポロンどちらも、

この幼児の驚くほどの賢さに感心させられた。

ヘルメスは太陽神に盗んだ牛を返し、

またリラも贈った。

 

 

 

神様に泥棒がいてもいいのか!?と思われるかもしれませんが

盗むのは悪いことだというのは人間の善悪の判断であり

知性と道徳心どは無関係だ、というこです。

なので、知性は取り扱い要注意で、

善良な心とともにあることで

良い方向に力を発揮することが可能なのです。

その部分のテキストを一部抜粋してみます。

 

この知性と意志の関係性は、

水星と太陽の関係性と同様、

水星と木星の関係性によって神話的にイメージされている。

社会の目標や大きな全体性との関係性の象徴である木星は、

意識を集中化させるために働く

――木星は神話上の役割を太陽と共有している。

それゆえ、水星は木星の従者でなければならない――

すなわち、知性はより高次の目的に向けられなければならない――

という占星術上の格言となった。

 

 

なるほどーー!

この説明を読む限り、きっと悪い奴らは

水星に木星が効いていないんですね!

太陽からも最大限に離れている可能性もある!

 

太陽からの距離にはこのような説明もされています。

 

知性は、私たちの目的意識の

ために働かなければならない。

 

ーー中略ーー

 

もし水星が太陽から最大の距離にある場合、

その人の知性は中心の目的から

いくぶん分離してしまうかもしれない。

だが、密接なコンジャンクションの場合であれば、

知性と意志が一体化していることを象徴している可能性がある。

 

 

 

私自身のホロスコープでは、非常に水星の強い配置です。

ルーラーシップの双子座1ハウスに

水星、太陽、木星が全てあります。

水星と木星はコンジャンクションで

アセンダントにあります。(厳密にいうと木星は12ハウス)

(見た目を表すアセンダント、私はあまり双子座っぽくありません。

 木星の影響が見た目に現れたようです・・つまり・・拡大発展が得意!え?体重??)

 

現代占星術ではディグニティをあまり重要視していませんが

木星がディトリメントなので、

残念ながらよく効かないかもしれないですけどニヤニヤ

 

なので思うことがあるのです。

 

もし自分が犯罪者になるのなら

絶対に「詐欺師」だろうな、、とは思ってます。

 

 

または、平和ボケでカバンを開けっぱなし・

ポケットに財布突っ込んだままで歩いている人見ると

私でも財布盗めるわ!とも思ってしまうのです。

(カバン空いてるよ!と注意したいくらいです!)

 

 

知性はより高次の目的に向けられなければならない

 

という格言を思い出し、

悪く使わないように精進し続けなくてはいけませんね!

 

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