サンパウロからバスで22時間かけて、ボリビア入国。
このルートって検索してもあまり出てこないんですよね。
使う人が少ないのかな。
しかもちょっと古めの情報だったりする。
なので、このルートの情報は誰かの役に立つかと思うので、一応最新の情報をアップしようと思います。
今日もバーナークリックお願いします。
といっても、僕もほかの方のブログを参考にしたんですけどね(その記事はこちら )
この方の記事の情報でほぼ正確でした。
なので僕の情報は、主に焼き直しと捕捉になります。
○サンパウロからボリビア、プエルトスアレスまで。
サンパウロのBarra Fundaターミナル(メトロBarra Funda駅直結)から「ANDORINHA社」がバスを出しています。
僕は買うとき、「(ブラジル領内の)コルンバまで」と言ったのだけど、チケットを見たら、目的地は「プエルトスアレス」になっていた。自動でそうなる模様です。
チケットは二枚になっていて、最初の一枚がサンパウロ~カンポ・グランジ。二枚目がカンポ・グランジ~プエルトスアレスだった。
カンポ・グランジでバスを乗り換えるのかなと思ったけど直通でした。
ただ、カンポ・グランジに到着したとき係員が二枚目のチケットを確認しに来ました。
一日2便だったようだけど、僕が予約のときモニターをチラ見したら、一日三便に増えたようだった(9:00、11:15、18:00。チラ見なので正確ではないです。11:15は自分が乗ったので確実)
料金は230レアルくらい(クレジットで払ったのでうろ覚え)
エアコン・トイレつき。途中休憩ありは情報どおり。
バスは2時間出発が遅れ、13時出発。
22時間後の11時にプエルトスアレスに到着しました。
僕は途中の休憩でバスに乗り遅れてしまうというこの旅行で初めての失態を冒してしまったのですが、ドライブインの係員に相談すると、同じ方向行きの違うバスに乗せて行ってくれた。
そのバスの出発を待つのに1時間かかったので、普通に乗っていれば定刻どおり、21時間で着いたはずです。
僕を置いていったバスとは連絡を取ってくれて、国境を越える前のコルンバで待ち合わせをしてくれ、荷物を手渡してくれました。対応はとてもよかったです。
バックパックも車内持込のリュックも無事・・・ふー、心配した。
バスを降りるところは国境のすぐ目の前で、バスターミナルとは違う場所。
そこから歩いてブラジルの国境管理へ。
ある情報によると木~日は12時で国境の審査が閉まるとかあったけど、そんなことはなかった。
時期によるのかもしれないけど、木曜のこの日も12時過ぎでも国境は動いてました。
ただ審査が遅い。結構列が出来ていました。
地元ボリビア人の審査が時間かかっているみたい。
45分くらい待ってブラジルの出国スタンプをもらいました。
ボリビア側では、入国カードを手渡され記入。
書き終えるとスタンプを押してくれ入国カードを半分切って渡された。
出国の際に必要になるっぽいので捨てないようにしなければ・・・
ボリビア側のほうがどちらかというとあっさり終了。
ブラジル・ボリビアは時差が一時間(ボリビアの方が1時間遅い)ので、時計の針を合わせるのを忘れずに!!
プエルトスアレスには複数宿がありました。
バスに乗って疲れたので、Hotel Viniという国境目の前の宿に泊まりました。
シングル80ボリ(1200円)、wifiあり(部屋でつながる)、トイレバス電話部屋にあり、テレビ・扇風機つき。
レストランも中に入っていて食事も出来る(してないけど)
とても綺麗な宿で、シングルをこの値段で泊まれることに感激。
ここを拠点にパンタナールを観光できるみたいで、観光地らしく宿は設備が整っています。
なによりボリビアに入ると物価の安さを実感しますね。
少し休んで翌日のサンタ・クルス行きのバスチケットを買いに行った。
バスターミナルは鉄道駅の近くにあります。
バス会社は複数あって、どれもサンタ・クルス行きを扱っている模様。
その中で僕は、PANTANALという会社にした。
19時半発、100ボリ(1500円)
翌朝6時に着くそうです。
11時間のバスなのにこの値段・・・バス代もずいぶん安くなりました。
以上、移動情報でした。
サンパウロの地下鉄は、丁度朝の通勤ラッシュの時間に乗ってしまったため混み込み、でかい荷物を持った僕はなかなか乗ることが出来なかった。
それにしてもこの満員電車は、東京の列車となんら変わるところがない。なんだか現実に引き戻された気分になった。
ただサンパウロの地下鉄がすごいのは、次から次へと電車が到着すること。
乗れないからずっと見てたんだけど、ラッシュアワーはほとんど一分間隔くらいで電車がひっきりなしにありました。
山手線だってそんな間隔では動いていないですよね。ブラジルなのにとても時間通り規則正しく動いていて、びっくり。
ブラジル人というと陽気で適当っぽくてエネルギッシュな感じがするけど、ブラジル人の勤勉さを垣間見た気分だった。
これ、日本でもコンビニでたまに見かけたりするけど、ポン・デ・ケージョっていうやつです。
ホカホカのスタンドで売っていて、外はカリッと香ばしく、中はもちっとしたチーズが入っている。とても美味い。
日本のコンビニで売っているやつはこんなにカリッとしてないし、暖めてもこんなに香ばしくもなかったな。
僕の中でのポン・デ・ケージョのイメージは日本のコンビニに売っているやつだったので、似て非なるものだったこれは僕にとってうれしい裏切りだった。
最後に、ブラジル最後なのでブラジルについての感想。
この国は結構発展していて、物価も高かった。
なんてったって世界第6位の経済規模の大国ですからね。南米ではダントツの一位。
そういう国を一度見ておきたかったから僕は足を運んだのです。
ただこの国はまだまだだな・・・と思うところもたくさんあって、リオデジャネイロで僕はスラムのホステルに泊まったけど、そのあたりは道端に廃車が転がってたり、下水がちゃんと処理されてなかったり、ウンコがたくさんあったりで、スラムだからと言って危険は感じなかったけど、暮らしやすいかと言ったらそうではないように思えた。
サンパウロでもガードレース下にはたくさんのホームレスがバラックをたてて住んでいて、人糞が歩道橋に落ちていたり、衛生環境も悪そうだった。
街はリオデジャネイロもサンパウロも、綺麗とは言えなかったな。ブエノスアイレスのほうが綺麗だった。
治安はどうなんだろう。僕は何もなかったけど、あまりいいとはいえないでしょうね。
この国もかなり貧富の差が広がっているように思える。
ブラジルでは黒人の男性と、白人の女性のカップルが子供連れて歩いてたりして、人種の壁はアメリカとかヨーロッパよりも低いのは確かだろうけど、スラムの住人は黒人ばかりだったし、基本的に白人優位の構図はこの国でも変わらないと思います。
発展途上国の成長パターンって、中国とかもそうだけど、まずは少数の富裕層を育て、そこから貧困層をボトムアップして国全体を底上げしていくというのが多いけど、なかなかうまくいかずに成長の恩恵を一部の人々が独占して、それが社会のひずみになることが多いですよね。
ここブラジルでも同じようなことが起きているのかな。
ただ地下鉄のラッシュを見る限り中産階級は育っているみたいです。一人当たりGDPも1万ドル越えてますし、中国ほどではないでしょうけどね。
今日も読んでいただきありがとうございます。
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