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Teachers College (Columbia) 留学記

2013年秋から、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで生涯学習(Adult Learning and Leadership, Master of Education Program)を学んでいます。
日々の学びの振り返り(Reflection)として書いている日記です。

なんとか、卒業プロジェクトの今日中に終わらせておきたいと考えていた部分が終わりました。久しぶりに一日中ペーパー書いてた気がする。

今の完成度は大体65%くらい。
まだまだコミュニティカレッジの部分と、データの考察が隙だらけ。もっと厚みのある内容にしていきたい。ここらをある程度終わらせて、月曜の教授との面談に備えよう。

まだまだ先は長く、正念場が続きます。
がんばります!
卒業プロジェクトのペーパー、今日は結構進んだ。けど、完成度はまだ約55%…11月末までにほんとに終わるのかどうか、結構不安。
すでにデータは十分持っているので、今やるべきことはデータとしっかり向き合うことと、それをちゃんと言葉で表現すること。まだまだデータの表面的な部分しか見れていません。

それができたら、もう一回先行研究を確認して、厚みのある内容にしていきます。

ここまでしたら、一度アカデミックアドバイザーのフィードバックをもらおう。来週月曜夜にいこうかな。


明日もペーパー作成、がんばります!


大学院を卒業した方の体験談などを読むと、大学院に来て最もよかったことは「たくさんの人と知り合うことができたこと」みたいなことがよく書かれてます。
これを読むたびに、当時の僕が思っていたのが、「いやいや、君たち勉強しなさいよ。何しに大学院にいってるの」と一人突っ込んでました。
そのため、大学院入学前に僕が思っていたのは、大学院に来て最もよかったことは何か?という問いの答えとして「生涯学習とは何か?発展させるためには何が必要か?などの答えを見つけることができたこと」といえるようにしたいと思っていました。

実際、大学院に入学してからも、大学院の勉強も一生懸命頑張ったと言えるかなと思っています。

けど今、大学院に来て最もよかったことを自分なりに挙げるとなると
「たくさんの素晴らしい人たちと出会えたこと」
を挙げると思う。

教育大学院の人だけでなく、他学部の方々、そして他大学院で学ばれている方、ニューヨークの駐在員の方々など、ほんとにたくさんの素晴らしい人と出会うことができました。夏休みに行ったインターンでもたくさんの優秀な方々に出会い、アドバイスをいただく機会に恵まれました。
これは、学習理論の観点からも外してなくて、人は人との出会いや対話からもたくさんのことを学ぶものなのです。社会構成主義というんですよ。

もちろん、いわゆる「勉強」もたくさんしたし、多くの本も読んだ。生涯学習、成人学習系であれば、それなりに話ができるようにもなりました。


うん、そもそも「人との出会い」と「専門性の深化」を比べるということに無理があったようですねー。

まわりまわって、僕も大学院に来て最もよかったことは「たくさんの人と知り合うことができたこと」になりそうです。


11月中に、卒業プロジェクトをほぼ終わらせると教授に言ってしまっているので、今急いで取り掛かり中です。
明日も全力疾走で書き上げます!

日本への帰国の日程が、12月中旬でほぼ確定しました。
あとは、Somatic Leadership Developmentのペーパー2つと、卒業プロジェクトをそれまでに提出するくらい。引っ越しの手続きも始めた。
いよいよほんとの意味でのラストスパートに入ってきた。

あまりブログとかでは書きにくい内容である就職活動に関しても、日本に帰国した次の週から怒涛の最終面接ラッシュが始まります。ちょっと調子に乗ってこの9月、10月で応募しすぎた感はあり。
興味のある事業を行っている企業や団体との最終面接は不安ですが、どんな結果になるのかは少し楽しみでもある。ここは今までの2年半で学んだことを信じて頑張るしかない。
就職活動はある意味、この留学プロジェクトの最終章。自分を信じてがんばろう。


大学院修了が近づくにつれて、このブログも、そろそろ終わりが近づいてきました。
日々の学びの忘備録としては、それなりに役に立ったかな。



先週末、ボストンに行ってきました。クラムチャウダーっておいしい店はほんとおいしい。



卒業プロジェクトと関わりがあるため、今学期何度か通っているコミュニティカレッジ。
なんとなーくだけど、どんな学生がコミュニティカレッジに来ているのかが分かってきました。マイノリティの方が多いですね。TCとは違うグループダイナミクスが起こってます。

今日は、インタビューを2つ行った後、校舎をうろうろしてたら、阿波踊りをしている人たちを発見。徳島大学の学生だそう。

いきなり踊ってて、若干ビビりました。



大学生が英語を使って場を上手にファシリテートしてたので、みんな盛り上がってました。
言葉だけでなく、一緒に踊るというのも一つのコミュニケーションですね。



そして、卒業プロジェクト、この前アカデミックアドバイザーに「11月末に提出するよ」と言ってしまった。
その期限が少しずつ近づいています…やらねば。


以前からかなり楽しみにしていたイベント。
New York Yankeesの松井秀喜さんがコロンビア大学で講演をしに来てくれました。石川県出身の松井選手。

テーマは、
Hideki Matsui in the Footsteps of Ruth and Gehrig: Coming to the New York Yankees from Japan - The View from the Player and the Front Office

主に、日米の野球の違いについてお話ししてくれました。今は、フロントオフィスで働きながら、マイナーリーグの選手のコーチをしているとのこと。
日米の野球のどちらが良いというのではなく、どちらに対しても敬意を払う姿が印象的でした。

写真は禁止ということなので撮れませんでしたが、資料がこちら。


あんなにデカいんだね、松井選手。あれはシャレにならん。

僕は、福井県の高校を卒業しており、毎年星稜高校とは練習試合をしていました。松井選手は、星稜高校の出身です。
北陸の星は、今やYankeesのフロントオフィスで働いているというのがほんとに誇らしいですね。


僕も、もっともっとがんばろう。
11月13日が誕生日でした。今年のその日に起こったことは、パリでの悲惨なテロ。

Nov 13thとPray for Parisのメッセージが流れるたび、僕自身がこの出来事に対して無関心ではいけないという思いを持つようになりました。そこから、ニュースを見たり、人の話を聴いたりすることを始めました。

テロがなぜ起こるのか?
世界平和って何なのか?
そして、自分ができることは何なのか?

これらは、自分が答えるべき問いなのではないか。


今はあまりにも無知なのですが、このテーマとは向き合っていこうと思います。

そして、今回のテロで亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
Graduate Program.comというサイトで、Masters in Adult Education Rankingsにおいて、僕のコース(Adult Learning and Leadership)が全米中トップになったそうです。

↓こちらがリンク先です。
Masters in Education Rankings

僕が出願した大学院とか、僕のクラスメイトが出願してた学校とかが入ってないですね。
まあ、それでもトップは素晴らしいことですね!
一応、僕のコースは北米で最も歴史のあるコースなので、それなりにランキングが高くあり続けてほしいものです。

Adult Educationは、まだまだマイナー分野なので、もっともっと知られていってほしいと思います!!
ダメだもう疲れたー。休憩。
今、インタビューした録音音声の文字お越しをしています。昨日、今日ずっと取り組んでて、大体60%くらい終わったかな。
この英語のディクテーションがかなり大変なんです。やっぱり聞き取りやすい英語とそうでない英語があるなー。

明日、これを終わらせてしまいたい!文字お越しが終われば後は分析と実際に書き始める作業です。
がんばります!!
Beyond Competencies: What About the Leader’s Mind?

Somatic Leadership Developmentの授業で読んだ論文。コンパクト版がありました。

日本語訳ミスっている可能性ありますが、簡単に説明すると、

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現在のリーダーシップ開発は、目に見える行動特性にフォーカスしすぎている。リーダーシップ開発を考えるときには、目に見えない内面の部分も考慮したホリスティックなものであるべきだ。
では、内面の部分とは具体的に何があるかというとそれは3つあり、神経回路、内面、そして意識的な取り組みの3つだ。
神経回路に関しては、リーダーシップのスタート地点である自己認識に深く関係がある。また、内面で起こる自己対話のクオリティに注意を払う必要がある。過去の経験によって構築されてきた自己対話は、人の行動に影響を与える。そして、意識に取り組むことで、自分の神経回路、内面に対して敏感になり、状況によって適切な対応をすることができるようになる。
今後のリーダーシップ開発は、これらの視点も考慮していく必要がある。
参考:Ruderman, M, N., Clerkin, C., Connolly, Carol. (2014) Leadership development beyond competencies. Center for Creative Leadership.
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自分の内面で起こる変化や、神経回路の話などは、Somatic Leadership Developmentで何度も扱うテーマです。
例えば、この前の授業だと、リクエストをされたとき、されるとき、また、Yesというとき、Noというときによって起こる微妙な体の変化というものがあります。
そこにフィードバックをもらい、体の変化に敏感になること。これが大事だそう。

内面の自己対話に関しては、かなりジャーナルを書かされてるので、その点の振り返りはよく行われています。リフレクションが大事なんだろう。

リーダーシップ開発の本質をどんどん突き詰めていくと、目に見えない部分の育成が重要になってきます。今後もここは、深く追求していきたい。


参考記事:2015年10月24日 ペーパー結構進んだ