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5台目のバイクはヤマハの91年型のTZR250R-SPだった。500台限定。V型2気筒の2ストエンジン。当時、有名ショップのコンプリート車。

93年。友人が買ってくれと。後方排気TZRで手痛い目に会っていて、2スト250には抵抗があったのだが。友人は買ってから、ほとんど乗らず、新車のようだった。景色が吹っ飛ぶ加速。たまに急激にスライド。普通は怖くて乗れない。90年型TZR250SPとは別物。

低回転からトルクがあるし、エンジンも壊れにくかった。これまで乗ったレーサーの中で、トータルバランスが一番。しかし、トラブルは大雑把に後方排気と一緒。信頼感を得るまで時間が掛かった。

2年後に飛躍的にタイムが縮んだ。筑波サーキットは、1分14秒台から7秒台へ短縮できた。オフ車での練習が役に立ったと思う。次の年は仕事の関係で勢いは続かず。波には乗れなかった。悔やまれる。未だ筑波7秒を切れていない。もし、あの勢いが続いていれば。いや、無かった。まぐれだった。その辺りには壁がある。色々な才能の。体制を作る才能。

4年、持っていた。97年まで。練習中心。レースはわずか2回。部品でバラ売りしてしまった。アブガスから無鉛ハイオクへ。デトリン加工、キャブ口径小径化、低音量サイレンサー交換などなど。度重なるレギュレーション変更に対応できず。のちのち覚えた言葉で言う所の費用対効果が。それって、やりたいことと違くねえ?

手放した理由は子供っぽい。乗って、メンテして気が付いた。あまり気に入っていないと…。どうも非対称性が好きではない。単気筒エンジンが2個付いてるようなイメージ。対話が難しい。

V型エンジンはホンダNSRの二番の印象が強く、オリジナリティ感じ無かった。世界GPのYZR250とキャブの位置が違う点も残念だった気がする。今となっては、そうでもないのだが。

デトネを気にしながら乗ることに慣れなかった。正直、手放してホッとした。