皆さん、俺のブログを閲覧くれよましてありがとうございやす!

 

これより、「文学フリマ東京」ついでの旅・第三弾として、JR八王子駅界隈を散策しました記事を、写真と共にお届けします。

来訪日は高尾山と同じく2022/05/30(月)です。

 

東京都八王子市は、23区を除くと多摩地域(東京都西部)で最大の人口を擁する大都市です。

2022年現在では、この都市は58万人以上の人口となっています。

この町は戦国時代から城下町として栄え、江戸時代には甲州街道に沿った宿場として町の性格をチェンジしました。

また、八王子は養蚕業も盛んでしたので、この町は「桑の都」「桑都(そうと)」の異名もありました。

明治以降、鉄道がこの地に開通すると、養蚕を活かした絹織物が全国各地のみならず海外にまで輸出され、日本の重要な外貨獲得の手段となったそうです。

戦後、八王子は養蚕業や軽工業(絹製品の生産)は下火になったものの、都下に通勤するサラリーマンのためのベッドタウンとしても発展し、都民の寝床として現在に至っています。

そしてかつての八王子の町は、養蚕業が盛んであったために全国から集まった絹問屋をもてなすための花街「中町」という街区も発展しました。

私も訪れましたので、後ほど写真をご紹介します。

 

それでは、写真をご覧ください↓!

 

八王子駅。

高尾山口駅から電車を乗り継いで、先ずはこの駅の写真を撮影。

かなり巨大な駅ですね。

私の知っている中で、この駅のイメージに最も近い建物は、JR九州の黒崎駅近辺の「黒崎井筒屋」です(閉店しましたが...)。

 

駅の空中回廊を降りて、歩行者天国へと向かいます。

この辺り、商業地区として賑わいを見せていますね。

 

クリーニング店。

如何にも「昭和」という雰囲気の漂う、ノスタルジックなモルタル造りの建物です。

おそらくこの店舗は、八王子がまだベッドタウン化されず、絹織物が主要産業の座に君臨していた頃からこの町を見守ってきたのでしょう。

 

パブ「シャーロック・ホームズ」。

英国風パブの模様です。

サッカーの対イングランド戦が開催される時には、試合中継で店が大いに繁盛するのかも...?

私もこの店で紅茶とスコーンを味わってみれば良かった。

 

西放射線ユーロード。

私の散策してみた街路の名称です。

この名称を見て、私も

「あの原発事故の後を鑑みると、随分と不謹慎な名前だなぁ」

...などと、正直に申しますと思ってしまいました。

しかしこれは日本の放射線治療の第一人者・肥沼信次という医学博士が八王子出身で、彼の功績を称えるために名付けられたそうです。

 

昔ながら?の染物屋さんを発見!

私も「聞き取り調査」のために、ちょいお邪魔して女将さんにこの店舗の来歴等を訊ねてみました。

女将さんによると、創業は古いものの、商家自体は建て替えられたものだそうです。

只、お店の中を窺ったところ、古い調度品が並んでおり、この店舗が並々ならぬ老舗ということが判ります。

女将さん、お忙しいところを失礼いたしました!

 

「ライオン石鹸」という消えかけの文字も懐かしさを感じるビル。

このテの昭和半ば辺りに建てられたと思しきビルも、今や稀少価値があります。

 

ここから八王子の花街「馬場通り」に入ってみます。

 

黒塀、風情ありますね。

 

写真右側は、ちょい高級感あふれる呑み屋...の模様ですね。

 

柳と黒塀・そして料亭。

「すず香」という老舗だそうです。

ところで、よくよく考えてみますと日本の何処の花街でも舞妓さんは田舎から出てきた年端もいかぬ少女ばかりであり、過酷な修行の末に舞台に立つものでした。

そしてそんな少女たちは、お大尽相手に肉体関係をも強要されてきたとか。

今年に入って、そんな舞妓さんの暴露記事がTwitterを賑わせましたが、下手に業界を健全化させるよりも、いっそこの伝統は廃れさせた方が良いかもしれません。

 

花街地区である中町を抜けて、街角の琉球料理の古い店舗を撮影。

しかし、写真をよくよく見ると「沖縄(うちなー)」という店名なのに

「和風一品料理」

という添え書きが。

「琉球料理」は和食とは完全に別ジャンルと思うのですが、なんだかなぁ~...

 

(;^_^A

 

再度八王子駅に戻って参りました。

尿意を催したので、店員さんや駅の交番のお巡りさんにトイレの在処を尋ねて早速駆け込みました。

...しかし八王子駅、駅舎のスケールの巨大さの割には附設のトイレがヤケにショボいです。

 

 

駅界隈、何となく以前訪れた秋葉原周辺に雰囲気が似ています。

ビルを数階分占拠して営業を続ける「くまざわ書店」、退勤や放課後でヒマが出来たサラリーマン・OLや学生・生徒・児童の寄り道先として親しまれてきたと思う。

そして「恋のはじまり」という何だか店名からして気恥ずかしくなる店舗は、韓国風マカロン(トゥンカロン)専門店。

けれども、私が訪れた時は閉店セールの真っ最中でした。

自分も哀しくなってきましたので、この店舗でアールグレイとマンダリンオレンジのトゥンカロンを購入。

自分の支払ったトゥンカロンの代金、これから店を畳むオーナーさんの借金返済の足しになりますように!

 

再度「西放射線ユーロード」をぶらつきます。

写真奥の保養施設、なんだか如何にも「高度経済成長期のビル」という感じで好感を覚えます。

もしかして自分、明治・大正期のレトロ建築よりも「昭和の高度経済成長期のビル」の方が心の奥底では好きかも...?

 

ラーメン専門店「竹の家」。

一見するとごく普通のラーメン店です。

ところが...!

電話番号は伏せますが、市外局番の42に「ラーメン」という語呂合わせが。

いくら何でもコレは無理すぎるでしょう...

 

(-_-;)

 

旧宿場沿いに出ます。

ここにも、印象的な近現代建築がちらほら見られますが、どうもアーケードが邪魔ですので写真は割愛。

代わりに八王子に居を構えられるパパママ・そしてキッズの御用達であろう玩具店の写真を貼ります。

個人経営のオモチャ屋さん、今はamazon等に圧され気味で廃業を余儀なくされる店舗も多いのですが、このお店はよくぞ生き残れたものです。

 

ライブハウスの前に建つ謎の胸像。

何だかよく分からんが、ハウスのオーナーさんをモデルとしている?らしい。

碑文にはこう書かれています↓

 

「世の中には二種類の男しかいない」

「俺か、俺以外か。」

 

八王子駅全景。

これにて「文学フリマ東京」での街歩きの記録を一旦終了。

 

私はかつて、TV番組『秘密のケンミンショー』を毎週視聴していました。

この番組、全国各地の道府県・その中の市町村を、平等に嗤いモノとしていました(それこそ大都市だろうがド田舎だろうがお構いなしに)が、二つだけ決して触れようとしないものがあります。

 

「アイヌ民族と東京都」

 

です。

『ケンミンショー』では、東京都を絶対に弄りのネタにはしません。

「東京都」には、今回ご紹介した風情ある八王子の花街もあれば、自然豊かな高尾山のような景観も観られます。

けれども件の番組では、それこそ東京都の文化や習俗を「サンクチュアリ」(聖域)の如く、不自然なまでに取り上げないのです。

おそらく、番組スタッフにとり自分たち(=東京都民)は「観測者」であって、他の道府県民は「観測されて嘲笑される対象」でしかないのでしょう。

そしてそんな「道府県民の奇怪な蛮習」こそが、今現在、日本の人口の1割を占める「東京都民」の観たいものなのかもしれません。

福岡県民の私を始めとする、全国の道府県民がカネを出し合いスタッフを雇い、こんな番組を制作すれば、東京都民以外には大いに視聴率を稼げそうです↓

 

『秘密のトミンショー』

 

次回のブログ更新は、テーマ:フードポルノにて「文学フリマ東京」にて出くわしたグルメ記事をご紹介する予定です。

 

皆さん、楽しみにお待ちくれっ!

 

(罵詈雑言・個人攻撃・誹謗中傷大歓迎!)