皆さん、こんばんは。

 

私は梅光園にて「団地と桜」を鑑賞しました2022/03/27(日)のお昼に福大前学生街を散策しましたが、午後は福岡市営地下鉄七隈線を辿ってみました。

当日、朝は曇りがちでしたが、正午辺りから次第に晴れてきて、絶好の鉄道探訪日和となりました。

...などと申しましても、地下鉄なので雨が降ろうが晴れようが、ずぶ濡れにもならなければ車窓風景を楽しめるわけでもありませんが...。

 

七隈線が開業したのは2005/02/03。

路線距離は約12㎞で、鉄輪方式のリニアモーター駆動で走っています。

この路線は天神南駅を出発後、薬院大通駅・六本松駅・七隈駅・福大前駅等、14の駅を通過して、西区に所在する終点・橋本駅へと到ります。

この路線は博多~キャナルシティ博多~天神南まで延伸する計画があり、2014年に工事が着工されました。

ところが、2016年に発生した工事中の大規模な陥没事故の影響で、開通が大幅に遅れることとなってしまったのです。

もっとも、その陥没事故では死傷者は1人も出ずに、復旧も迅速に行われましたので、これは誇らしいとは思いますが...。

 

というわけで、写真をどうぞ↓!

 

この日の乗車駅は「福大前駅」でしたが、先ずは終点・橋本駅のホームの写真から始めます。

一日乗車券の料金は¥640。

聞くところでは、車両のデザインを手がけたデザイナーさんは、最新鋭?の新幹線車両のデザインをも考案されたそうです。

 

地上に出ます。

 

橋本駅近辺には、「木の葉モール」という巨大なショッピングモールが威風堂々と構えています。

私もちょっとだけ店内に入ってみましたが、なかなか楽しげでした。

日本全国の商店街が巨大ショッピングモールに負けつつある理由は、そんな「楽しげな雰囲気」を醸せなかったからではないでしょうか?

 

 

次郎丸駅に移動。

界隈の写真を撮影してみましたが、典型的な「マイルドヤンキーの故地」という感じでした。

「マイルドヤンキー」に関しましては、まとめの文で後ほど述べます。

 

 

 

我が母校・福大前駅界隈です。

今現在、駅は福大病院近辺に設けられているため、通学客のみならず通院されるお客さんも多くここで乗降されています。

...しかし、私の現役時代には堂々と聳え立っていた図書館棟も解体され、学生数もめっきり減りました。

自分もそんな状況には、寂しさをも覚えました。

 

 

 

七隈駅界隈。

路線名は、この辺りの地名から命名された模様です。

やはり「覚えやすいから」という理由で、この名称が択ばれたのでしょうか?

駅を出て、私も見慣れない光景に一瞬「?」となりましたが、黒木書店は自分も何度か足を運んだ記憶があります。

私はこの書店の軒先を借りているベーカリーにて、ピーチデニッシュ+ピロシキを買いました。

 

 

別府(べふ)駅。

以前にもご紹介しましたが、この近辺、叙述トリックものミステリーに役立てそうな地名ですね。

 

 

六本松駅。

九州大学の分校も無くなり、この周辺は再開発も進んでいます。

今現在は、新しいまちづくりを行って地域活性化を図る最中です。

写真のブロンズ製モニュメントが、この地にかつて大学分校が建っていたことを偲ばせます。

この学生像、何時までも遺されてほしい「地域の守護神」という感じですね。

 

今回、どうしても見たい建物がありましたので、桜坂駅~薬院大通駅間を徒歩で辿りました。

後ほどご紹介します。

 

団地でもマンションでもない、如何にも「集合住宅」という感じの建物。

1階2階部分が店舗とされており、正に「買い物にも便利」な設計となっております。

 

↑が、今回私の最も見たかった建物です。

おそらく、1960年代の竣工と思われます。

かつて、この小さなノスタルジックな建物は、診療所として住民の皆さんの健康を守っていました。

今現在は、この建物は瀟洒なカフェ・そして2階はオフィスとして「第二の人生」を歩んでいます。

 

薬院駅。

この駅で、七隈線は西鉄天神大牟田線と接続しています。

 

終点・天神南駅。

...と、申しましても地下街入り口ですが。

今回の写真撮影はここまでとして、後は私も買い物や食事に繰り出しました。

 

さて、今回七隈線沿線を辿った私の感想は、

「この地下鉄路線沿線は、マイルドヤンキーの原風景なのだ」

ということです。

私はこれまで、素朴な田園風景も幕末期よりほとんど変化のない昔ながらの街並みも、そして西洋館の建ち並ぶ近代都市も、とにかく様々な景観を探訪しました。

そんな街並み・村並みを守りたい!再開発断固反対!!...と思われる方々には、今回ご紹介した景観は「唾棄すべきもの」と映るのかもしれません。

しかし、沿線に暮らすマイルドヤンキーの皆さんにとり、次郎丸駅界隈も七隈駅周辺も桜坂駅近辺も「守るべき故地」に他なりません。

意識高い「市民」が、上から目線で「こんな景観は本当の日本じゃない!」などとご高説を垂れたとしても、誰よりも意見を優先させるべき住民の方々にとり七隈線沿線は京都・奈良・神戸の景観と等価なのだろう、と、私個人としては思います。

要は京都も神戸も七隈線沿線も、つまるところは「本当の日本」に他ならないわけです。

いわゆる「都市再開発に反対するプロ市民」の皆さんは、そこのところを見誤ってはならないでしょう。

 

次回のブログのテーマは未定ですが、近日中に「文学フリマ広島」ついでに観て回った写真をご紹介します。

それでは皆さん、ごきげんよう!

 

(罵詈雑言・個人攻撃・誹謗中傷大歓迎!)