こんばんは!皆さん!!

 

本日より数回に分けて、私が今年2020年に行きました旅の記事を掲載します。

第一回目は近場ですが、太宰府に足を延ばした記事を「鉄道探訪」「県内お散歩日記」「フードポルノ」というテーマ別にご紹介!

コロナで旅行に行く気になれずに鬱屈されている方も、「GoToトラベル」に乗っかられた方も、是非是非拙記事をご覧になられて、旅行気分を味わわれてください!!

 

それでは第一回目はテーマ:鉄道探訪にて、2020/07/17(土)に西鉄太宰府線を半分徒歩で辿ってみた記録を振り返ってみましょう!!

 

先ずは西鉄二日市駅から。

西鉄太宰府線は、元々は二日市温泉~太宰府間を結ぶ馬車鉄道(太宰府馬車鉄道)として1902年に開通しました。

駅数は、わずか3駅(西鉄二日市駅・西鉄五条駅・太宰府駅)で路線総延長は2.4㎞というミニ路線です。

私はこの路線を、途中まで徒歩で辿ってみました。

 

 

 

写真の界隈は、古代条坊制の跡を整備した公園となっています。

この辺りは、かつては西鉄電車の操車場がありました。

操車場の廃止に伴う発掘調査の結果、ここに大陸からの使節団をもてなしたとされる「客館」があったことが明らかとなり、現在は国の特別史跡に指定されています。

しかし、この場所が「古代の国際交流の場」であったことが後世の日本史の教科書には掲載されても、かつて「西鉄電車が大量にスタンバイしていた操車場があった」という歴史は、何時かは誰の記憶にも残らなくなるでしょう。

 

西鉄二日市駅へと向かう電車を撮ります。

 

太宰府の町は今現在、現代的なベッドタウンと化しており、もはや「古(いにしえ)の都」の面影はほとんど遺されていません。

かつて、平城京・平安京と並ぶ権勢を誇った「遠の朝廷(みかど)」のお膝元は、今では太宰府で仕事をされる方よりも博多・天神で働く勤め人の方が、大勢居を構えています。

 

 

 

電車や踏切の写真を撮影。

にしても、私は鉄道好きな割に電車の名称や型番には、とんと疎いんだよなぁ...。

 

 

西鉄五条駅界隈。

この界隈、何だか雰囲気が以前訪れた堺の下町にそっくりです。

建物自体は現代的なものばかりなのに、妙にノスタルジックな気分を掻き立てられるのは何故だろう?

 

構内踏切(←私が勝手に呼称しているのですが...)を、駅の外の踏切から眺めます。

...が、この構図、よくよく考えるとかなり珍しいのでは?

 

ともあれ、西鉄五条駅に到着。

「西鉄」と冠するには、他に「五条駅」を名乗る駅があるのでしょう。

私はこの駅の広場にて、ヤンキーの兄ちゃんからタバコをねだられました。

只、私自身はタバコを吸わないので、適当にその兄ちゃんをあしらいましたが。

 

今回、太宰府線の沿線を全て徒歩で辿る予定でしたが、気が変わりまして五条駅から太宰府駅までは電車に乗ることとしました。

というわけで、駅構内に入ります。

この建物、今現在は生涯学習施設となっていますが、かつてはショッピングセンターだったと思われます。

おそらくは経営が行き詰まった結果、太宰府市に売却されたのでしょう。

 

遠くに見える耳鼻科の広告塔。

このテの謎デザインのオブジェ、結構好きです。

 

前述の生涯学習施設を、別方向から撮影。

屋上駐車場も完備した、本格的な建物です。

この建物自体は別の施設としての生まれ変わりに成功しましたが、全国各地でかつては「町の顔」だったデパートやショッピングセンターが、解体の憂き目を見ているのですよね。

 

構内踏切を、電車が横切っている様子を接写!

 

 

終点・太宰府駅。

構内には欄干が設けられて、如何にも「天満宮のお膝元」感が醸し出されています。

 

最後に太宰府駅を外側から撮影します。

近年になってこの駅は改築が施されて、如何にも門前町の駅らしい外観となっています。

生まれ変わった太宰府駅も、あと50年も経過すれば水間鉄道(大阪府)の終着駅同様に、登録有形文化財に指定されるかもしれません。

 

さて、今回は途中まで徒歩で太宰府線を辿ってみましたが、健脚な方ならば、この路線は全行程を歩いてみても、おそらくは30分もかからないでしょう。

西鉄がその気になれば、このミニ路線などとっとと廃線にして、より小回りの利くバス路線に置き換えることもできたはずです。

しかし、西鉄の経営者・役員・労組一同も株主も、それを実行に移していない。

やはり太宰府天満宮に参拝に来られる方々にとり、福岡(天神)駅から乗り換えなしですぐに行けることが、この上なく便利であり、それを廃止するなどもっての外・実行に移そうものなら大ブーイングと、西日本鉄道関係者の誰の目にも見えているのでしょう。

 

次回の更新は、テーマ:県内お散歩日記として、太宰府門前町を散策した記事をお送りします。

皆さん、ご期待ください!

 

(罵詈雑言・個人攻撃・誹謗中傷大歓迎!)