9月に入りました。
こちら(福岡)は8月末の大雨を境にして、それまでの暑さがウソのように涼しくなりました。
読者の皆さんのところは如何でしょうか?
夏から秋への移行は、大雨や台風によっていきなり変化するのですね~。
さて、まだ残暑の厳しかった8月20日に、私は佐賀県鹿島市浜中町八本木宿と、浜庄津町・浜金屋町に行ってまいりました。
この三地区は「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)にも指定されており、江戸~明治の面影を色濃く残しています。
浜中町八本木宿は、江戸時代から長崎街道多良往還沿いの宿場町として栄えてきました。
今なおこの地区には、繁栄の名残とも言える醸造所が点在しています。
そのため、この地区は「酒蔵通り」の通称で呼ばれています。
一方、浜庄津町・浜金屋町は、「酒蔵通り」とはガラリと趣を変えている町です。
この地区には茅葺きの民家が建ち並ぶ町です。
そしてまた、ここにはかつて、船乗りや鍛冶屋・大工などの職人が多く生活していました。
醸造所の点在する宿場町と、茅葺き屋根の残る職人町。
「浜川」という川をはさんで趣を変えるこの三地区を、早速ご覧ください。
まずはJRの肥前浜駅から。
何だか如何にも『男はつらいよ』の寅さんが降り立ちそうな駅舎ですね。
駅からまっすぐな道が延びて、「酒蔵通り」に突き当たるのですが、かつては、この道の途中に大きな鳥居が建っていました。
しかし、その鳥居は老朽化のために解体されてしまいました。
鳥居の再建の話もあったのですが、資金難により再建計画は凍結されているとか。
その鳥居が建っていた道の突き当たりに所在するのが飯盛酒造場。
今なお現役の酒造所です。
「酒蔵通り」の町並みを写してみました。
こちらの建物、一風変わっていますが、かつては茅葺き屋根だったのでしょう。
見たところ、「商家」のようには思えないのですが...。
こちらの建物は一見、明治時代の建物に見えます。
ところが、駅に置いてあったパンフレットには、この建物への言及がありません。
おそらくは最近になって「明治風」に改築したものなのでしょう。
こちらは「本物の」昔ながらの西洋館。
パンフレットによると、この建物は、かつての郵便局だったそうです。
先ほどの建物も、この旧郵便局の建物をモデルとして改築されたと思われます。
この建物は、おそらくは昭和戦後の築と思われます。
けれど、ちょっと気になる建物なので、ブログに掲載。
再度町並みを写します。
う~ん...。我ながら良く撮れたな~。
さらに建物の写真を撮ります。
まばゆいばかりの白壁ですね。
こちらはかつての「魚市場」。
ごく最近まで使用されていましたが、現在、市場は別の場所に移転されているそうです。
さて、ここから浜川に架かる「浜橋」を渡り、浜庄津・浜金屋町へ。
この民家はトタン葺きですが、かつては茅葺きだったのでしょう。
こちらは本格的な茅葺き民家。
町並みの一角に佇んでいますが、風情がありますね。
メインストリート沿いには、数棟の茅葺き民家が残されています。
細い水路も、私は好んで被写体にしています。
清らかな水の流れる水路は、見ているだけでも涼しげですね。
メインストリートから一歩細い路地に入ると、このような茅葺き屋根の民家が、ズラリと並ぶ光景に出くわします。
こうして見ると、圧巻ですね~。
逆光ですが、茅葺き民家を一棟撮影します。
ごちゃごちゃした町並みも、私は大好きです。
電線が張り巡らされ、テレビのアンテナが林立する風景もまた、「本当の日本の風景」と言えるのではないでしょうか?
裏通りから覗いた光景を撮ってみます。
さて、一通り町並みを撮った後に、オーガニックカフェで一服(と言っても私は煙草を吸わない、というか、煙草は大嫌いですが...)。
今回、イチゴシェイクとハーブティをこの店でご馳走になりました。
暑い中、街を歩き回ったので、この時の甘いシェイクと冷たいハーブティは美味しかったな~。
ともあれ、カフェの方、ご馳走さまでした!
締めくくりの写真は、再度「酒蔵通り」に戻り、「旧乗田家住宅」を撮ります。
この茅葺き屋根の建物は、かつての武家屋敷だそうです。
昼食は駅前の大衆食堂で、カツカレーを注文。
何処の食堂でも味わえるメニューですが、たっぷり歩いた後に、旅先で味わうと一味違います。
ともあれ、食堂のご夫婦の方々、ご馳走さまでした!
今回の旅行、如何でしたでしょうか?
前回(田染荘・別府旅行)に引き続き、「青春18きっぷ」を使用してJR肥前浜駅に赴きました。
始発の電車に乗って肥前浜駅へと赴いたのですが、当地には9:00前に到着してしまいました。
時刻表を見て逆算し、10:00頃に肥前浜に到着するように、もう少し遅めに出発すればよかった...。
では皆さん、私は来たる9月18日の「文学フリマ大阪」に参加する予定です。
それまでに2~3回ほどブログを更新しようと思います。
次回のテーマは「小説執筆のお知らせ」をお送りする予定です。
お楽しみに!
(罵詈雑言・個人攻撃・誹謗中傷大歓迎!)
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