心の軌跡

「バーンアウト」

http://ameblo.jp/jouharunokagami/entry-10008671313.html

の記事に関するコメントに

■無題

失礼だけどアダルトチルドレン系の本を読んだことありますか？　ブログでUPしたけどトラウマとかPTSDに通ずるものがある気がして。結構役に立たないのがおおい(-_-; とりあえずオススメの著者は“西尾和美”先生の本です。

ゆん (2006-02-03 09:24:27)

と、ゆんさんの質問があったので、

自分自身がどういう心の軌跡で、

ＰＴＳＤだという結論に達したかを書かせてもらいます。

　それと、コメントを記事本文に引用するのは、

　アメブロｄｅ本を注文した時にコメントが

　記載されないからである。

私自身が、精神科関係の本を読み始めた当時、

ＰＴＳＤやトラウマ（心理的外傷）という概念は

一般的な精神科関係の本に一切記載はありませんでした。

　※　たまたま、そういう本しか読んでいなかったのかも知れませんが・・・

フロイトなどのベーシックな心理学系や、

認知症や梅毒などの他の病気が原因で、

精神科関係の症状が出るという本を読んで、

自分自身に身に覚え（６歳の時の事件）がありすぎたので、

非常に不安でした。

その後、アダルトチルドレンという概念が

精神科関係の本に記述されるようになり、

アダルトチルドレンについて

専門的にかつ分かりやすく記載した本が出回りだしました。

梅毒に感染している可能性がある恐怖に耐えるよりも、

自分をアダルトチルドレンという概念に当てはめて考えた方が楽だった。

でも、細かい症状や、過去の記憶に食い違いがあり、

自分自身をアダルトチルドレンと断定するには無理があった。

黒柳哲子さんの「窓際のとっとちゃん」や

彼女のその他の著書で、

ADD（注意欠陥多動性障害）の概念も知ることが出来た。

だが、自分自身をＡＤＤと定義付けるには、

一部まだ残っていた保育園児の頃の記憶が

その当時の自分自身の生活状態を鑑みると

自分はＡＤＤではないと断定するしかなかった。

その当時の私は中高生だったから、

どうすれば、自分が梅毒に感染しているかしていないか

調べてもらえるのかという方法も知らなかった。

ただ、自覚できていたのは

自分自身の心も、体も穢れきってしまっているという事実だけだった。

社会人になり、

地下鉄サリン事件や、

阪神淡路大震災の前に、

女性誌（日経ウーマンが口火を切っていた）に記載され出したのが、

「仮面鬱病」

これは、比較的該当する項目が多く、

自分は仮面鬱病なのかもと思えるようになっていた。

事実、そうだったのだろう。

日経ウーマンを読む過程で、

精神科だけではなく、

一般の人も受診しやすい様に、

その当時、ストレス外来的な役割として、

「心療内科」という新しい診療科の概念が出来、

広まりつつあることを知った。

この頃が、セクハラにあって、

パニック発作や、感情失禁などに悩んでいた頃だ。

地下鉄サリンの当日は、

私の兄は当時、「三井建設」に勤務しており、

その日たまたま早出しないと処理しきれない仕事があり、

他の被害者の方々には申し訳ないが、

地下鉄を数本早い電車に乗り、

難を免れた。

地下鉄サリン事件の時は、

サリンの後遺症ばかりが注目され、

取り上げられていたので、

被害者にとってのＰＴＳＤや、トラウマ（心理的外傷）という言葉は

あまり報道でも使用されていなかったはずである。

地下鉄サリン以後、

徐々にトラウマ（心理的外傷）という言葉が

一般紙に載るようになり、

認知を受けるようになった。

その後の、阪神淡路大震災によって、

ＰＴＳＤの概念とトラウマ（心理的外傷）について

各メディアが分かりやすく説明するようになって、

初めて、一般的な言葉になり、

宮崎勉受刑者のような犯罪者に適用されやすい

「精神分裂症」などの病気よりも、

一般の人にとっては、

風邪に近い感覚で、

心の免疫力が弱い人によっては

罹りやすい精神疾患であると認知されるようになった。

この、ＰＴＳＤとトラウマの概念が自己判断ではあるが、

最も自分自身の精神症状の原因に近いものであり、

日常生活を送っていても、

仮面鬱病の傾向があることは自覚していた。

何割かは、アダルトチルドレンの要素も含まれていると思う。

全てが、複雑に絡み合って解けない糸のようになってしまい、

今の自分の状態があると思っている。

だから、逃げたくなど無い。

本音を言えば、本当に心が壊れてしまって、

完全に自分自身の記憶を失ってしまうくらい

ひどい解離性健忘がおきてしまってくれたらと願っているのも事実だ。

だが、完全に自分自身の記憶が無くなってしまっても、

私は、今のように、

記憶の一部が欠落しているだけで、

その記憶を取り戻すように動き回っている。

それと同じ事をするのだろう。

病気を引き合いに出して逃げても、

全ての記憶を失ったとしても、

私は私にしかなれない。

ただ、それだけが真実だ。