LAFFOO charity concert in OSAKA Vol.15 | とみたまの観劇記録

とみたまの観劇記録

劇団四季を中心に、年20回程度観劇しています。
観たこと、感じたことを素直に記録しています。
ネタバレあり。

2020年7月までは観劇の感想・イベントレポートのみでした。
現在は観劇に関する話を広く書かせていただいています。

ホテル日航大阪で「LAFFOO charity concert」が開催されました。今年15回目のゲストに、元劇団四季の保坂知寿さんが登場されると聞きき、行かせていただくことに。

ディナーショー形式なので、まずはお食事ですが、その前にLAFFOOの方からの開催宣言、活動報告、乾杯がありました。お昼の部のせいか、団体関係者の方が多く、改まった雰囲気にかなり緊張しました(;^_^A
お食事は、毎年このコンサートのために考案されているそうです。中華のコースでしたが、上品なお味で、美味しくいただきました。なんと総料理長の説明付きです。
客席は10人×17テーブルで、前方と中央を団体の方が占めていたようです。私のテーブルは最後列下手側でしたが、皆さん保坂さんのファンだった様子。
隣席の福岡からいらした方と、保坂さんの話題で楽しくお話しながらお食事出来ました(^^)おしゃべりに夢中で、牛肉とトマトのとろみスープと大根もちのあんかけを撮り忘れてしまいました(^_^;)
クラゲとサーモンの前菜
酢豚
山菜おこわ
いちごのショートケーキ
食事が終わってショータイムが始まると、下手側から保坂さんが歌いながら歩いて登場!目の前を通って舞台へ。ディナーショー形式はこういうところが嬉しいですよね🎵
 
1 マンマ・ミーア!(『マンマ・ミーア!』)
2 スーパー・トゥルーパー(『マンマ・ミーア!』)
手を振りながらテーブルの間を歌いながら歩いてステージへ。客席(特にファンと思われる方が集まっているテーブル)は、一気にボルテージが上がります。LAFFOOの関係者が集まっていると思われるテーブルも、ゲストが近くを通ってくれることで結構盛り上がっていた感じです。
 
「はじめましての方もいらっしゃるかと思うので」と自己紹介から始めたトークには、名前を「保つ坂に知る寿というおめでたい名前」などと言って場を和ませるものもありました。
 
3 someone to watch over me(『CRAZY FOR YOU』)
「すみません、座っちゃいますねー」とおっしゃって舞台上のイスに座って歌われました。ポリーとは違う大人の恋を感じさせるしっとりした歌になっていました。
 
4 わが家(『美女と野獣』)
5 美女と野獣(『美女と野獣』)
 
劇団時代に演じたことのないベルとポット夫人の歌も聞けました。ベルの賢さや芯の強さは、保坂さんの持ち味に通じるところがあると思います。野獣のお城や薔薇の影が舞台背景の幕に写し出されて、雰囲気も満点でした。
 
マコチャンタイム(『美女と野獣』)
着替えのために保坂さんが上手側のパーテーションにはけた後、キーボードの宮崎誠さんが『美女と野獣』のメドレーを演奏してくださいました。メドレーは、オーヴァチュア~ビーストの変身~エンディング(子供のチップが出るあたり)です。ビーストの変身の音楽はアレンジも素晴らしい上、ミラーボールのような演出も効を奏して本当に王子が登場するのではないかと思うほどでした。
 
6 明日へ向かう人
 
白のドレスに着替えて保坂さんが登場。LAFFOOの活動などの説明をされた後、話題が3.11に移りました。当時、上演予定の『ステッピングアウト』という作品が震災の影響で一旦中止になったそうです。その数日後、たとえ1人、2人だけにでも何かを与えられるかもしれないという話になり、上演することになったとのこと。

 

今の仕事の意義についても見つめ直す機会になったそうで、幸せがどこかの誰かに届けられたら…と考えながら歌を歌われたり、お芝居をされたりしているとか。今回の「音想(おとそう)」というサブタイトルは、そんな思いからつけられた保坂さんの造語だそうです。震災から受けた影響はかなり大きかったようです。

 

そんなトークの後、この、半崎美子さんの「明日へ向かう人」を歌ってくださいました。

 
7 日曜はダメよ(『日曜はダメよ』)
かつて、加藤敬二さんと保坂さんの組み合わせで一度だけ観た作品です。カラッとした空気感と少しおツムが弱そうだけど、芯があるイリヤ。生き生きとした素敵な女性でした。その舞台を感じさせるかのように、空気が一転して、強い日差しと爽やかな風が会場に吹くような気がしました。
 
8 メモリー(『キャッツ』)
保坂グリザベラは今では幻の役と言われていて、劇団四季ファンでもキャスティングされたことを知らない方も多いようです。
 
キャッツに関する思い出として、グリザベラを演じた当時のことについて話してくださいました。本役の方が体調不良で抜けられた時に「お前やれ!」と言われて12~13回演じたことがあるだけとか。当時23~24歳で、娼婦と言われてもピンとこなくて、譜面をなぞるので精一杯だったそうです。
 
さらに、『キャッツ』大阪公演に関するお話も。3月に『ブロードウェイと銃弾』という作品で大阪に来た時、ジェリーロラム=グリドルボーン役の方と会う機会があったそうです。その時「あの伝説の…」とか、「言い伝えでは…」とか言われたそうです。故人に対して使うような言葉に苦笑いしながらも、今も引き継がれていることが嬉しかったそうです。
 
9 手をすり抜けて(『マンマ・ミーア!』)

歌の前に退団にまつわる話をしてくださいました。当時長期のホテル住まいでドナを演じていて、家族経営されているような馴染みのお店も何軒かあったそうです。それなのに、びっくりドンキーで退団届を書いたとか。しんみりしてしまう話を笑えるエピソードでくるむことで、空気が重くならないように配慮されたのでしょう。当時の馴染みのお店は全てなくなっていて、時代の移り変わりも感じたという話も。

 

10 ダンシング・クィーン(『マンマ・ミーア!!』)

劇中のドナのように、マラボーを首にかけて歌ってくださいました。保坂さんファンのテーブルにいた方々は10時10分を含めた振りが完璧!

 

11 Thank you for the music(『マンマ・ミーア!』)

舞台から降りて客席を回りながら歌ってくださいました。1曲の間におそらくほとんどのテーブルを回っていたと思います。ギリギリで舞台に戻るはめになるほど、手を伸ばす人のほとんどにハイタッチしてくださいました。

 

12 I  have a dream(『マンマ・ミーア!』)

舞台のエンディングと同様、舞台背景の幕に満月が写し出されました。これできれいに締めくくれる気分になれるのは、やはり四季ファン、保坂ファンだからでしょうか(笑)

 

アンコール いのちの歌
セットリストにもなく、タイトル紹介もありませんでしたが、とても素敵な曲でした。こういう曲やドナなど劇団時代の曲を集めたCDを出していただけると嬉しいです。

 

知寿さんの歌にはやはりドラマがあります。情景が目に浮かんでくるかのよう。ミュージカルナンバーではない曲(私の知らなかった曲)もしかり。キーボードのマコちゃんタイムを含め、約1時間半でした。

 

食事付きのディナーショー形式なので、観劇よりも高額のチケット代でした。また、チャリティー団体の方が多く、かしこまった雰囲気に場違い感を感じてしまい、隣席の方と話が出来るまでは息苦しささえ感じていました。そんなネガティブな思いを全て吹き飛ばしてくれたコンサートでした。