衝撃の事実が2つ
妊娠7か月。難病(先天性心疾患)だとわかった我が子をどこで産むか悩んでいた私は、知人の医療従事者の方に紹介してもらった大学病院(二軒目)を訪ねることにしました。すると、衝撃の事実が待ち受けているのでした。
これまでの経緯はこちらです↓
なんと、一つ目の大学病院での診断「修正大血管転位症」が違うと言うのです……!
しかも、おなかのエコーを見始めて10秒くらいで、先生はさらりと
「ん~、修正ではなさそうですね~」と言うではありませんか!!!
さらに、「穴は2つありますね~」
!?!?!?
もう、びっくりどころではありません。びっくりを通り越して、信じられない気持ちでいっぱいでした。だって、一軒目の大学病院での診断が違っていたなんてこと、ありますか普通。(しかも一軒目の大学病院では5~6人の先生が1時間もエコーでじっくり見ていたのに!)
正しくは「完全大血管転位症」
あまりにもあっけなく、病名が訂正されました。我が子は「完全大血管転位症」で、「心室中隔欠損」を伴うⅡ型だと判明。良かったのか悪かったのか、複雑な気持ちでした。
完全大血管転位症は、大動脈と肺動脈が完全に入れ替わっている病気。先天性心疾患の約2%の難病であることに変わりはありません。
しかし、先に診断されていた「修正大血管転位症」が先天性心疾患の約0.4%であることを考えると、それよりかはメジャーであり、つまりその分、病気や手術に関する知見が医師たちにあると言えます。
もう一つ発覚した「穴が2つ」に関して。このうち1つの穴は心臓の奥深いところにあり、手術では塞げないかもしれないと告げられました。
ただ、先生によると、大人でも心室中隔欠損症で普通に生活できている人もいるとのこと。そうか、そういうもんなのか……
医師不信状態に
別の病名を告げられるなんて思ってもいなかった私は、人間(医師)不信状態に。
誰が本当のことを言っているの?
私はどこで産めばいいの?
こうなったら、セカンドオピニオンならぬサードオピニオンか!?ということで、自宅から数㎞先の小児医療センターを訪ねることになるのでした。
つづく