情報番組や天気予報を見ると、必ず「熱中症に気をつけて」

という言葉があります。連日のくそ暑さを思うと、ただただ

うんうんとうなずくだけですが・・・




今年の春に、インドネシア・ジャカルタ在住の姉がしばらくの間、

日本に滞在していましたが、その頃から「熱中症」の言葉が

テレビで繰り返されるのを聞いて、姉が「どうして日本では、

熱中症、熱中症と連呼するの?」と言うのです。

「だって、日本よりもっと熱いインドネシアでは、熱中症で倒れたとか

聞いたことないし、断食の時期(宗教的なもので朝から夜まで、

飲食をしない)でも、そんなことになるひとはいない」と。



一年中が夏だと言える国だから、日本とは条件が違うとも言えますが、

たしかに、なんでかなぁと思ったりしました。



日本でも、数十年前は、熱中症という言葉は聞いたことなかったです。

日射病というのはよく聞きました。太陽の下にずっといるとダメですよ

っていう注意はありましたね。

まぁ、地下鉄や電車にもエアコンついてなかった時代の話ですから、

日本昔話って感じですけどね。



当時の夏の熱さ対策と言えば、まずはうちわ・扇子でひたすらあおぐ。

扇風機があれば使う(扇風機ない家庭もありました)

庭や道に水をまく、スダレで直射日光をさえぎる、

座布団を夏用のござタイプにする、

部屋のしきりの戸も夏仕様に代える。

まだなんかあったかなぁ・・・

昔話ではありますが、でもそんなに昔でもありません。

今から40年ほど前、自宅にエアコンつけているのはまれでした。



でも、世の中全体が暑くなかったから、暑いですね~と言っても、

せいぜい30度くらいの気温でした。

今では、連日35度超えが当たり前みたいになっていて、

砂漠の国の方たちの暮らし方からアイデアをもらわないと

やっていけないほどの気温上昇ですね。



夏は木綿のものを着るのがいちばんですが、木綿と言ってもいろいろで、

年中暑い国で着ている服地の木綿は、日本の木綿とは違いますよね。

どう違うか・・・とにかく涼しい。姉の国で買った木綿の服は、着心地が

本当に涼しいんです。でもこれ(更紗)を日本で買うと、関税のせいか、

メッチャ高いんですよね。 



暑くて熱くて、話がいったりきたりですが、ともかく水分と少々の塩分を

マメに取って、猛暑をやりすごしましょう。 はぁ・・・・しょぼん