(はらだ・よしお)さんが19日午前9時35分、肺炎のため死去した。
71歳だった。東京都出身。
高校卒業後、会社勤務を経て俳優座に。
1968年の「復讐の歌が聞こえる」で映画デビューした。
精悍(せいかん)な容貌を生かして、はぐれ者やアウトロー的な
役柄で魅力を発揮。「八月の濡れた砂」「竜馬暗殺」「祭りの準備」
などの作品に出演し、1970年代の日本映画を代表するスターの
一人となった。
80年代以降も「ツィゴイネルワイゼン」「どついたるねん」「浪人街」
「父と暮せば」など、メジャー、マイナーを問わず数々の問題作、
話題作に出演。主役から脇役までをこなす個性派俳優としての
地位を確立した。晩年は温厚な父親役や老人役なども演じ、
演技の幅を広げた。
他の出演作に映画「柳生一族の陰謀」「原子力戦争」
「われに撃つ用意あり」「奇跡」、テレビドラマ「冬物語」
「美味しんぼ」「義経」「高校生レストラン」など。
2011年7月に腸閉塞と誤嚥性肺炎を併発して入院。
今月11日に主演作「大鹿村騒動記」(16日から公開中)の
完成披露試写会に出席したのが、公の場に姿を見せた最後となった。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:.時事ドットコムより
またひとり、存在感のある役者さんが旅立たれました。
こわもての役から、穏やかな父親役まで、幅広い演技を
見せてくれた原田さん。
テレビドラマで印象に残っているのは、2004年にTBSの
日曜劇場で放送された、「砂の器」(SMAPの中居君主演)で、
中居君演じた和賀英良の父親、本浦千代吉役。
登場シーンは多くなかったんですが、ものすごく存在感のある
演技で、記憶に残っています。
また、2009年、フジテレビでの「不毛地帯」(唐沢寿明さん主演)。
この時の、唐沢さん演じる軍人あがりの壹岐正を自分の会社、
近畿商事に招き入れ、次第に壹岐正の存在に脅威を感じるように
なっていく社長を演じた原田さん。 豪快でありながら小心なところも
ある役どころが、ピッタリだったと思い出しました。
「高校生レストラン」にも出演されていたんですね。
見ていなかったので、どんな役だったのかわかりませんが
本当につい最近までお仕事されていたんですね。
ご冥福をお祈りいたします。
