2004年の映画、6年もたってからやっと見ました。

当時、気になっていたんですが、なんとなく見るチャンスを失って・・・

昨夜、レンタルショップに行く用事があったので、ついでに借りてきました。




まったく予備知識なく見始めたら、これって日本映画だったんですね。

だけど、セリフは全編韓国語だけ。

出演者のほとんどが日本人なのに、韓国語で物語が進みます。

無国籍の映画と言われたのが、よくわかりますね。






ある通りにたたずむ「ホテルビーナス」

経営者は年老いたオカマのビーナス。

ここの滞在する人々は、本名を隠してひっそりと暮らしている。

みな何処かに影を背負って生きている・・・






全編通して、映し出される風景が、モノトーンで

どこか淋しげで、惹かれるものがありました。





ウラジオストックでのロケが多かったそうですが

こういう風景や、街並みや、建物の室内、好きです。


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これはホテルの室内です。
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こちらは「ビーナスカフェ」

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なんか好きなんです、こういう感じが。







そして出演者が、とっても豪華です。

チョナン(草なぎ剛) 

ホテルのウェーター。生きても死んでもいいと、希望もなく生きている。

ただ、タップダンスが得意。 ときおり踊るシーンがあります。
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ドクター(香川照之)

腕利きのヤミ医師。廃業し酒におぼれる毎日
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ワイフ(中谷美紀)

ドクターの妻。 ホステスをしながらドクターを支える。
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ソーダ(チョ・ウンジ)

花屋で働きながら自分の店を持つことを夢見ているが

裏で、不本意な仕事に手を染める
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ボウイ(イ・ジュンギ)

幼い頃、ホテルビーナスのカフェに置き去りにされた孤児。

強さに憧れ、常に拳銃を所持している
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ビーナス(市村正親)

片足の不自由な老人のオカマ。みんなをあたたかく見守っている。
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ガイ(パク・ジョンウ)

少女連れで宿泊している。 屈強だが、人を拒否しているようだ。
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このほかにも、つんくさんや

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伊武雅刀・松尾貴史・勝村政信・田中要次・香取慎吾等々、

たくさんの豪華出演者でした。






韓国の俳優さんは、イ・ジュンギさん、パク・ジョンウさん、

チョ・ウンジさん、そして子役のコ・ドヒさんの4名だけ。

あとは全員日本人なのに韓国語で物語は進み、独特の

世界が描かれてました。

6年が過ぎて見た今と、もしも当時これを見ていたら

違った感想があったかもしれませんが、見た後

不思議なあたたかさを感じました。