亡くなった実父は何故か、娘たちの髪の毛は
長くないとダメだと決めていたみたいで、私の姉妹は
皆、そろってロン毛でした、少なくとも小学高学年までは。
前髪以外は、生まれてから一度も切らずにいたので
小学3年生くらいですでに、腰のあたりまでありましたね・・・
そろって皆、お下げ髪にしていたので、朝 食事をしている最中に
母が、姉妹の後ろに立って、全員の髪をお下げに結ってくれました。
同じ姉妹でも、髪の質は違うので、すごくボリュームがある姉もいましたが
私は、猫っ毛で髪が細く、まったくボリュームがなくて、お下げにすると
先の方が、あまりに細く、「ネズミの尻尾」と言われ続けたものでした。
それが嫌だったのと、映画で見た外国の女優さんたちの
ショートカットがとても爽やかで素敵に思えて、
何とかカットする理由を見つけようと必死でした。
高学年になって、林間学校だったか、泊りがけで行くことになり
お下げを自分で上手く結えないという、たわいもない理由で
ついに父親に逆らってボブヘアにまでカットすることに成功
父の感想を聞いたわけではありませんが、末っ子の娘が
誰よりも先に逆らって髪を短くしたことは、もしかしたら
ショックだったかもしれません。
でも、何故か叱られませんでした
以来、髪を長くしたのは一度だけ。
結婚が決まって、どうしても和装で挙式することになり
地毛で髪を結い上げたかったから。
高島田はカツラでしたが、お色直しのときに地毛を
アップしてみたかったんです。
その髪も、挙式後にすぐ、めいっぱいショートにしちゃいました。
子供の頃のトラウマで、いまだにロン毛は嫌いです