花粉症になって、はや30年を過ぎた。
最初の10年は、花粉症で死ぬのではないかと思うほど
症状がひどかった。
両鼻とも、ビッタリと詰まって、呼吸出来ないだけでなく
唾液を飲み込むことも出来ず、無理に飲み込むと
鼓膜の内側から圧力がかかり、バリっという音とともに
猛烈な痛みが襲う。
当時は薬もなく、耳鼻科に行っても
「この前の薬、どうだった」
そう聞かれるほど、人体実験のようでした。
体中の粘膜という粘膜すべてに症状が出て、
この病気と一生付き合っていかなければならないと思うと
絶望的だったものです。
それでも、10年を過ぎた頃から、次第に症状が軽くなり
今は、市販の薬を常備はしてますが、あまり飲まなくても
本当に軽い症状で済むようになりました。
もちろん、この季節には、外出して帰宅したら
必ず着ていた物をすべて脱いで、洗濯機に。
最近はしてませんが、以前は必ずシャワーを
浴びてました。
そして洗濯物は外には干しません。
布団も干したくないので、干さなくても済むようなものを
使うようにしています。
とにかく家に花粉を持ち込まない、それにつきますね。
ところで、一昨年から連れ合いが、花粉症デビューしました。
アレルギー体質の私を馬鹿にしていたものだから
発症したことを本人は認めたがらず、一昨年は
治療しなかったので、かなりひどい目にあってました
でも、昨年からは諦めたようで、必死に
私に対策を聞いてきます。
「どうやったらそんなに症状が軽くなるのか」
ふざけるな
こっちは30年かかってやっとここまできたのに。
そんなに簡単に楽になれるなら、ノーベル賞でももらえる
そう息巻いているこの頃です。