岡江久美子さんが天国へ旅立ちました。

ここ数日、呆然としています。

先日、東京文化会館で上演された…
歌劇「400歳のカストラート」。

その舞台で朗読を務めてくださった大和田獏さん大和田美帆さんの大切なご家族…岡江久美子さん。

私は脚本・演出という立場で大和田さん親子と交流させていただく中で、間接的ではありますが、岡江さんのお人柄の素晴らしさに触れていました。

美帆さんの稽古中は、美帆さんの娘さんの面倒を見てくださっていた岡江さん。ご家族の温かな支えあってこそ、日々が進んでおりました。本番にも足を運んでくださり、美帆さん経由で温かな感想を伝えてくださった岡江さん。私は残念ながら直接の面識はないままでしたが、勝手ながら、身内のように感じ、岡江さんの太陽のような笑顔を心のどこかで感じ励まされていました。

これまで私も、大切な家族や友人との辛い別れは経験してきましたが、そんな私でも、今回の状況は想像が追いつきません。

大和田さん親子の心情を思うと胸が締めつけられる思いです。

ご位牌になるまで家族ですら面会も許されない…。

人の命は誰しも限りあるものだとしても、このような別れはどんなに無念だったことか…。

大和田さん親子は伝えています。

コロナウィルスは大変恐ろしいです。
どうかくれぐれもお気をつけください。…と。

このメッセージを確かに受け取るべく、今は、不要不急の外出は控えましょう。

ひとつひとつの我慢が命を救います。

外出せずにできることは山ほどあります。こうして命があることに感謝し、日々を愛しみましょう。




岡江久美子さん
ご冥福をお祈りいたします。
どうか、天国で安らかに…。