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奈良初公演の会場となった「さざんかホール」


とっても素敵な劇場でした。



構造的なことだけでなく、奈良の人々の思いや夢が染み込んでいる感じが、えもいわれぬ心地好い空気感を創り出していました。



そして構造的にも魅力的で、まず音の反響具合が良い!大きな広がりを感じつつも臨場感溢れる一体感が生まれる響き具合でした。

ひざかけやお子様用の底上げクッションなども完備されています。素晴らしい~。クッションは地元の団体さんの寄付だそうです。ありがたい。

そして舞台から客席中通路までがスロープ状になっていたため床には段差がありません。お客様の快適性も去ることながら、客席での演技演出が多い「オズの魔法使い」には大変ありがたい構造でした。



竜巻や空飛ぶ猿の演出は、これまでオズ史上、最も迫力が出せた思います。私が演技をしながら足元の段差を気にしないで良いのと、竜巻が観客の頭上すれすれを回転しながらその状態でグワン!と移動したり…あ~文字で説明するの難しい…。とにかく大変美しい流れとで演技ができ、この会場ならではの迫力が出せたのです。いつもは毎回違う足元の段差をそれはそれは気にしながら頭上高くを演技するアイテムを操りつつ、流れを止めないようにと必死です(汗)。ですので今回はこの返の流れの良さが舞台全体にも良い影響をもたらしたりもしていたのです。



写真は当日のリハーサルの様子です。1幕の森を抜ける場面。お客様とより一体となれる賑やかで楽しい場面です。



この場面での子ども達(大人の方々もですが)の目のキラキラと、見事な興奮状態は会場全体を幸せな空気で満たしてくれます。



リハーサル写真のためお客様はいませんが、そんな子ども達の笑顔を想像しつつ、写真をお楽しみください。


下の写真、ブレてはいますが臨場感は伝わるでしょ(笑)?