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まさに…言葉にならない…。

でもそこをあえて恐れながら言葉にしたためます。



藤城清治
自宅スタジオ展



全国各地の美術館で展覧会が開催されている藤城清治さんですが(長野にはご自身の美術館も)、自宅スタジオを会場にしての展覧会は実に20年振り。氏の創造の場での展覧会は特別過ぎるほどに特別です。



予定されていた最終日の前日、しかも週末とあってスタジオ外には100名を超える長蛇の列!



ですがこの素晴らしさですから列ぶ価値は充分すぎるほどにあります。


美術館などと違って、全ての展示が超至近距離で体験できます。


あの有名な作品から最新作の数々、はたまた氏が子どもの頃に造った実家の模型(ジオラマ)まで。そのほか氏の創造の仲間である動物達、猫、犬、梟、かわせみ、様々な鳥や魚達もところせましと来場者を歓迎してくださいます。


通常の影絵作品はもちろんのこと、合わせ鏡と水を用いた作品(これは生で見ないと…)などもあります。


爆笑問題の太田光さんとのコラボにより生まれた「マボロシの鳥」の絵本のための影絵達(最新作!)。


近年制作されている日本各地の風土。



平和への願いが込められた尊い作品の数々…。



見れば見るほどに、それぞれの絵から生み出ている世界に圧倒させられます。またコピーされたものとは違い、実物の影絵のコントラスト、質感、光の加減はもうそれこそ言葉にならない息をのむ美しさ…、いや、美しいだけじゃないのです。手作業で切り取られたそのフィルムの端がなんとも素朴であたたかみがあるのです。


藤城清治さん
87歳


この世界に、これほど長きにわたり創造的な作品を生み出しのこし続けながら、その創作魂を絶やすことなく日々を送られた方がいるでしょうか?



歩みをとめることなく新しいものを創り続ける姿はもはや神の領域です…。



ひたすら、ひたすらに圧倒されました。



目標にしたい方…と言いたいところですが、目標にすることすら恐れ多いです。



今回の自宅スタジオ展、既に来場者は3万人を超えているとのこと。本当におめでとうございます。

会期は予定が延長されての今週末までの実施…とのことでしたが、その最終予定日だった本日6/12(日)にかなりの混雑が予想されることから、さらに、13(月)、14(火)と2日間に渡りまた延長されるようです。11:00~20:00



場内はなんと撮影も許されており、皆さん思い思いにお気に入りをカメラに納めていました。物販も充実していました。絵本も素晴らしいものばかりでここでも何度も感動のため息が…。



語りたいことは山ほどありますが、まずはとりいそぎ感動報告まで。