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サンシティ越谷市民文化センターにて「毛皮のマリー」

とっても素敵な劇場でした。

サーカス小屋や野外劇場を思わすコロシアム型の客席。台形型にとびでたステージ前方も魅力的!

舞台と客席の一体感が素晴らしい!


そして音響がとにかく良い!


先週末の新国立劇場も同じ“約400"のキャパの会場ながら、構造的都合によりヘッドセット(マイク)を使わせていただきました。

優れた音響機材と技術により、それはまたそれで良い効果もたくさんあったのですが、昨日は本っ当に完全に生!ナマ!なま!


なのにまるでコンサートホールのような響きようで、台詞を発した後の残響感が何とも言えぬ臨場感!あれはその場にいなくては体感できない感覚!


先日の上演を経てまた稽古を重ねたこともあり、また一段と深まり、これまでの「毛皮のマリー」の上演の中でも極めて質の高い舞台をお届けできません。


何と言ってもその空気感をご来場のお客様が共にクリエイトしてくださいました!


あの観客の集中力、ほんと凄かった!だから自然と芝居の間も変わります。何度かご覧いただいている方にはその違いも感じたことと思います。



アンケートの感想で、「とりあえず凄すぎて言葉になりません」と言う感想がありました。


新国立劇場での公演から昨日まで、この“言葉にならない"と言う感想を多数いただいています。


これは物凄く嬉しいのです!こんなことを言っていただけるなんて!もうこの上なくありがたいでます!


同時に、様々な言葉やボキャブラリーを駆使しての感想にもまた感動…。


皆様からいただくひとつひとつの声が活動の糧となっています。


本当にありがとうございます!



昨日はせっかくカーテンコールでお話する機会を得たのに、今回の劇中の全ての台詞やト書きがほぼ一語一句、寺山さんの台本そのままだということを申し加え忘れてしまいました(汗)。


「ジョウさんのアドリブが多数盛り込まれ…」などと思われることがあるのですが、見事なまでにあの台本そのままなのです!


あれだけ飛躍的な表現ながら存在するリアリティ…、寺山さんの絶大なる魅力のひとつです。