いつか、手織りに関わる仕事をしたい。
実際に手織教室を生業にしてみたい。
でも、マイナーなこの業界は、その実態もなかなか見えてこないと思います。
実際に、生業になるのか、どんなものなんだろうと思われる方もいると思います。
そこで、ちょうど、手織工房じょうたの決算も出たので、
この際、思いきって手織工房じょうたの決算を簡単に見える化をしてみます。
おおまかですが・・・。
今期の状況ですが、2回もテレビ放映があり、雑誌の取材も何本か受け、そのおかげもあり、たくさんの人に織りに来て頂きました。そのような状況で、出た数字です。
売り上げは、2600万円くらいです。
利益は初の黒字で220万円くらいです。
ただ、過去の利益がマイナスなので、まだ、資本金の600万が回収できていない状況です。
あと少しですが。。頑張ります!
今年度の僕の給与は月給制で、おおよそ28万円です。
一般的にお給料は年齢くらいもらえればいいと言います。
今、35歳の僕にとっては少し少ないですが、食べていくことはできる金額です。
ただ、1年目の半年間はお給料はゼロ円で、その後半年は10万円でした。年収にして60万円です。
2年目は20万円くらいになりました。
それでやっと食べていけるかもと、感じました。
(1年目の売り上げは700万円。2年目は1400万円でしたがどちらも赤字決算です。)
スタッフは3名。うち1人が正社員です。
スタッフのお給料は、プライバシーもあるので、公表しませんが、他の手織工房よりも高くしようと思っています。
それは、いつか、この給料が指針になって業界全体で、お給料が上がり、働くのに希望が持てる職業にしたいと思っているからです。
それでも、僕のお給料からもわかるように、今は悲しい水準です。
工房は創業3年です。
工房には織機が18台あります。1年半までは8台でした。
工房は最初から賃貸で借りています。
あまり、細かい数字をずらずら並べてもわかりにくいので、知りたいと思われる数字だけを並べました。
これは、あくまで、僕の例であり、手織工房じょうたの例です。
やり方は色々とあるでしょうし、
何よりも、自分の工房をどのようにしたいか、それによっても変わってくると思います。
また、一番大事なのは、今後、自分の中の手織りがどのような位置を占めるのか、その上で、自分が今後どのようにして手織りに関わっていきたいか、などの将来像を描いて、計画していくのがいいと思います。
こんな僕でも、計画は結構練りましたし、準備もあれこれとしました。
それでも足りないことだらけですけどね・・・。
準備をちゃんとして、地に足つけて、進めていけば、必ずちゃんと進むと思います。
手織界を盛り上げるためにも、
クリックをお願いしますね。↓
にほんブログ村