「牛田の商店街を印象づける何か良い花はないか。」という声が始まりでした。
「ほおずきはどうか、何となく昔懐かしい感じがして、素朴な味わいが牛田の雰囲気にぴったりだ。」という声が出て、牛田のシンボルがほおずきに決まりました。
牛田商店街が平成5年4月1日に生まれる前の年でした。
花言葉を調べてみると「郷愁」とあり、皆の思いをそのままに表現してくれていました。
お年寄りの中には「私等が子どもの頃は、たいていの家の庭にはほおずきがあって、あの実をよう鳴らしたものよ。」という人もありました。100年ぐらい前のことになるのでしょうか。
いいえ、ずっと昔縄文時代に、今の早稲田神社あたりの丘辺に、ほおずきがつつましく立っていた姿を想像するだけで、ほのぼのとうれしい気分になるではありませんか。
(平成16年7月 牛田商店街振興組合ほおずきスタンプ会制作 冊子「ほおずき物語」より引用)