新潟フリースクール なんくるないさ より転載
こんにちは、直江じょうすけです。
皆さんは何か習い事をしていますか?そしてそれは続いていますでしょうか?
習い事はずっと続けなければならないということはありません。たとえ一時的だとしても後々必ず役に立つ時があります。
後になってなぜそれを始めたのかという意味がわかる時が来ます。
僕は一時囲碁をやっていた時がありました。
なんとなく碁を打っている雰囲気が好きで、どんなゲームなんだろうと思って興味を持ったのがきっかけです。当時はヒカルの碁という漫画も流行っていましたが、漫画の影響はあまりなくて単純なゲームとしての興味です。
特にどこかに通ったわけではなく、本を読んだりしながらコンピューター相手にやっていました。ネット対戦は一度だけやったのですが暴言を吐かれたためそれからは一切やらなくなりました笑
もう一つは教育的にいいかなと思ったことです。
その当時はどうしたらもっと生徒の成績を上げることができるのか、ということを中心に考えていたため勉強に役立つようなレクリエーションはないかいつも探していました。将棋にも興味がありました。
しかし碁は実際にやってみると想像していたものとイメージが違い合わないなと感じました。また詰碁なども受験勉強のような感じがして好きになれませんでした。
面白くない・・でももしかしたら役に立つかもしれない・・なんてことをダラダラ思いながら結局5年ほどやっていたような気がしますが、当然実力はつかず諦めました。
しかし今はやって良かったとすごく思います。
碁は本当に人生に似ているところがあります。
決して争いではなく最終的には表現なんだということに後で気づきました。
相手が打った手に対してそれを守ろうとするとダメなんですね。そうではなく相手の手は気にせず自分がしたい表現をしていくと、いつの間にか自分が有利になる、ということを学びました。
皆さんの前にも日々色々な出来事が起こると思います。
その目の前に起こる現象に対して、それをどうにかしようとか守ろうと思うと防戦一方になり何もできなくなります。
でも怖いけど勇気を持って目の前に起きることにとらわれずに、自分がやりたいと思うことをやっていくと案外すんなり事は進みます。
現象というのは実は幻なのです。
そんなところが碁と人生はとても似ていてあの時囲碁をやっていて良かったなぁと感じます。
皆さんも習い事は是非中途半端でいいのでやってみてください。