2024年新年から立て続けに大変なことが起こってしまった。

地震も驚いたが2日に起きた日航機衝突事件も衝撃だった。

年初めから日本は大丈夫なのかと不安に思った人も大勢いると思う。

 

実はここ最近メンタルがの浮き沈みが激しく、かなり落ちるとこまで落ちていたので引き寄せの法則で集合意識で大きなエネルギーになってしまいでそれが反映されてしまったのかなと思う。

まぁまさか自分1人であんな大きなことが起こるわけないので、たまたまこの年末から同じような人気分になったいた人が多かったのかもしれない。

 

さらに日航機事故というとつい最近まで沈まぬ太陽を読んでいたので余計に因果を感じてしまった。

 

山崎豊子の代表作、沈まぬ太陽と不毛地帯は最も好きな小説の1つである。

小説は好きだなのだけど基本いつも1度しか読まない。他には池井戸潤や今野敏の隠蔽捜査シリーズなども好きだがたいてい1度読んだらブックオフ行きである。

 

 

しかしこの2冊だけは今でも手元に残している。それほど自分にとって重要な本になった。

定期的に読みたくなってしまう。

 

沈まぬ太陽は大きく分けるとアフリカ編、御巣鷹山編、会長室編と3部に分かれるが特にアフリカ編が好きだ。

 

主人公の恩地元は組合活動をしたばかりに会社国民航空から徹底的ないじめに合う。僻地をたらい回しにされた挙句ついにアフリカまで左遷させられる。孤独を紛らわすために狩猟免許を取得し象やライオンのハンティングに精を出す日々。しかしいつ日本に戻れるか分からない先の見えない日々に恩地の心は次第に蝕まれていく・・・

飲めなかった恩地がサバンナで時々ウイスキーを飲む場面が出てくるのだが、共感しすぎてとうとう自分もストレートで飲めるようになってしまった。めでたくハイボール卒業笑

 

大袈裟に言えば組織で生きていう上で大切な事はすべてこの2つの本から学んだ気がする。

特に政治的なやりとり、会社経営や権謀術数を駆使するような生きた政治は大学の講義などでは絶対にわからない。小生は政治学科出身なので断言する。

 

経営者などは司馬遼太郎を好む人が多いというけど自分は断然豊子先生をお勧めしたい。

大学の政治学の講義よりよっぽど役に立った。これが政治と言うものかと。

政治とは何か、根回しとは、交渉とは?等々リアルな学問を豊子先生に教わった。

 

また元新聞記者とはいえ女性がよくここまで男の気持ちがわかるものだと読み直すたびにいつも感心してしまう。

 

ちなみに沈まぬ太陽は映画版とドラマ版があるが自分は断然映画派で主人公の恩地元はもう渡辺謙でしか脳内再生できなくなった。

映画の制作が決まった時、渡辺謙自ら恩地役を豊子先生に直訴したという逸話がある。