暑い日が続きます・・
去年に続いて、というより去年より強力な猛暑が襲ってきています。
連日、熱中症に関するニュースが続いていますね。
1980年代後半ぐらいから温暖化が深刻な問題となって、学校の勉強の中でも取り上げられるようになりました。南極、北極の氷が溶けて日本が沈む などの話が出てきていましたね。
その当時、怖いなと思いながら現実味はあまりなく、どこかフィクションの様な感じでその話を聞いていたように思います。
ここ最近の気温を見ると、もしかしたらアレは本当だったのかな。。と恐ろしくなります。
さて、その様な中、なかなか今までと同じでは済まされない状況があると感じています。
そこで、如水では以下の様な取り組みを今年度から始めます。
1.食中毒対策
異常な暑さが続く中、黄組(3歳児クラス)以上はご飯を持参していただいています。
保冷材や梅干しなどの対策で今までは対応してきましたが、
今年度からは 保温庫 を導入します。
そこに、朝来た時にお弁当を入れてもらうようにします。
菌の繁殖は、おおよそ10℃~50℃で活発になるそうです。
保温庫は70℃程度に設定しますので、菌の繁殖を弱める効果があります。
ただし、今までの様なタッパですと熱で変形等が起こりますので、
今回はアルミのお弁当箱を各家庭にお勧めするおたよりを出しています。
詳しくはおたよりを確認してください。
なお、すでにお持ちのものがある場合、サイズによっては保温庫に入らない事もありますので、事前に事務土田までご相談いただければと思います。
2.エアコンの増設
桃組(2歳児クラス)と黄組(3歳児クラス)の部屋にエアコンを増設しました。
天井の高さから、今までのエアコンでは能力が足らず、部屋の温度が上がる事で、
こどものお昼寝に影響が出てきましたので、今回増設することで対応しました。
温度を下げすぎないように外気を取り込みながら使用するなど、
子どもたち自身の体温調節機能を損なわないような配慮は行いつつ、運用していきます。
3.大型エアコンの枠
ホール等にある大型のエアコンの掃除を行い、木枠の一部を撤去しました。
木枠があると、若干ですが対流が起こりますのでエネルギーが無駄になります。
吹き出し口の近辺を一部取り除くことで、エネルギーを効率的に使える為、
部屋の温度調節がしやすくなります。
4.廊下の冷却
如水の廊下は屋根が樹脂製の透明なものですので、陽の光を多く取り込むことが
出来る反面、夏場は温室効果で非常に暑くなります・・。
廊下を冷やせるほどのエアコンを設置する事は出来ないため、非常に難しい課題でした。
そこで、井戸水を屋根に流して冷却するという方法にチャレンジしています。
配管に穴をあけてそこから水を落とします
屋根に沿って流れる水の姿は結構涼しげです
水の通った周りは、白く結露している事からも冷却効果を期待できます♪
具体的な効果のほどはこれから確認しますが、
アルミの枠など触れないほど暑くなっていたことを考えると3℃くらい温度を下げる効果は
あるんじゃないかなと思っています。
屋根に流れる水の影も涼しげで、今の所いい感じです^^
出来る限りのことを取り組んでいきたいと思っていますので、ご協力のほどお願いいたします。
また、熱中症対策としては体調管理も大事です。
十分な睡眠と朝ごはんをしっかり食べてくるようにお願いします。
特に、熱中症は身体から塩分が不足する事による影響が大きい為、味噌汁を朝ごはんに入れてもらえると効果的です。
園と家庭が双方で協力し合いながら、この夏を乗り切りましょう!