6月10日に広木克之先生による講座が開かれました。
講座名は「つのつく時代に」です。
“つのつく時代”っていつのことか分かりますでしょうか?
子どもの年齢を数える時に「1つ、2つ、・・・9つ」と数えます。
10歳より先は“つ”が付きません。 10歳は「とお」ですね。
子どもの発達の段階として9歳に壁があり、10歳からの新たな段階を迎えるというのは、
脳科学や人文学などの学術的な観点からも一般的な話の様です。
その時代において大切なことを学術、実体験、行政、如水こども園など様々な観点から非常に分かりやすくご説明頂きました
子どもの時間と大人の時間は一緒じゃない・・・
英語教育の早期化による母国語の成熟の妨げ・・・
縦(異年齢交流)横(お友達)斜め(親戚や近所のおじさん)の関係が子どもを育てる・・・
自然,音楽,など様々な分野において本物に触れる事の大切さ・・・
他にもたくさん、たくさんの素晴らしいお話を聞くことが出来ました。
広木先生の講演は約2時間でしたがあっという間であり、講演内の質問コーナー以外にも控室に足を運んでくださった親御さんが何人もいらっしゃいました。
悩んだ時に立ち止まり、ふと今回の講演を思い出していただけると、とってもありがたいと思います。
園は施設としての園だけでなく、人とのつながりを意味する縁としての機能を持ったコミュニティーになります。いろいろなコミュニティーの形はありますが、子どもの健やかな育ちといった明確な目的を共有できる点で、非常に繋がりやすいと考えます。
他人の子も自分の子と同じようにその成長を喜べる
そんな雰囲気を作れるように心がけていきたいと思います。