何よりもまず、このたびの九州地方を中心とした豪雨により、被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を、心からお祈り申し上げます。
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先日お腹に大きな出来物がある犬がいるから 見に来て欲しいと相談があったので行ってきました。
みた瞬間思わず うわッ!
これは酷い・・・
久しぶりに見ましたよ
こんなに酷い乳腺炎腫瘍
可哀想にこれだけ大きな
腫瘍を抱えていたら寝るのも
歩くのも皮膚が引っ張られかなり
痛いはずです 。
こんなに大きくなるまで
何もして貰えなかったなんてね
きみの飼い主は・・・
急いでお世話になっている病院に連絡を入れ診察をお願いしました。
伸びきった爪も切っていただきました。
血液検査、心電図、レントゲン、
フィラリア検査、エコーなど必要な検査を全てやって頂きました。
そして診断は❕
思った通りの乳線炎腫瘍でした
しかも!
犬の乳腺腫瘍の約50%は悪性の腫瘍(がん)です
もし悪性の乳腺腫瘍なら
手術後も再発しやすいですが
とにかく今やるべきことは腫瘍の 摘出手術が最優先ってことです。
一先ず私の家に帰り
モジャモジャの毛にバリカン
入れて体中の汚れを落とそう!
傷つけないようにゆっくりと慎重にバリバリしましたよ
乳腺腫瘍は典型的には
避妊手術を行っていない
子供を産んだことが無い
中年齢以上のメス犬に多いことが明らかとなっています。
子供(子犬)を望まないのであれば
避妊手術を出来るだけ早くしてあげて下さい。
高齢になってからの全身麻酔は
麻酔だけで命を落とす危険もあるのでそのリスクの高さから手術が出来ないこともあります。
だから子供を望まないのであれば若いうちに避妊手術をしてあげて下さいね。
このあとグロテスクな画像あり。
苦手な方はスルーしてくださいね注意⚠️
これは乳腺炎腫瘍の摘出手術と一緒に避妊手術をお願いしたから分かった子宮蓄膿症です。
乳腺腫瘍が発生するような高齢の雌では子宮や卵巣に異常をきたしているこが多く、避妊手術を行うことで卵巣・子宮の病気の予防・治療効果があるそうです
腫瘍の画像があります。
苦手な方はスルーしてくださいね注意⚠️
切除した腫瘍です
1年前程、飼い主さんは小さな膨ら
みがあることはご存知だったそうです。
フィラリア予防も狂犬病予防も
ワクチンも何もしてない飼い主さん
1年前に検査を受けていれば
ここまで苦しませずにすみました!
今回の医療費は全ての検査と手術、術後のお薬、ワクチン、一泊入院、その後の通院をしてたったの数万円でした。
かなり広い範囲を縫いましたが
手術は無事終わり痛みから解放されたので食欲も戻り 元気いっぱいです。
医療費用を惜しむなら犬猫を飼わないで欲しいと切に願います。
確かに動物病院の治療費は高いかもしれませんが、それでも必要な時に必要な治療をするのは飼い主の責任です。
お金に変えられない命だから
痛みと苦痛に耐えさせてはダメです。
病院の先生に遠慮せず費用の相談をしてみて下さい。
費用を安くして下さる心ある先生が案外います。
医療費を惜しみ後悔して泣くことがないように。
🌟モグモグ