何で食べ物が美味しいとはいえない(料理という意味ではなく、基本的な食材が美味しくない、という意味で) あの極東の国で、どうして太れましょうか?

という私にとって、日本帰省とは肥ゆると同義です。

今回の帰国は妊婦なので、むやみやたらに肥ゆることはできず、更には食材だの食べ方だのに制限もあるので、ある意味、辛かったりします。

チーズ・生肉・生魚、生卵-これはぜーんぶ、日本のほうがバリエーションに富み、しかも美味しいものが手に入ります。

姥捨山: 妊婦に優しい殺菌されまくった大量生産チーズ(不味い)が殆どで食べる気も無い→日本: 美味しいけど危険な生なチーズが簡単に手に入る➡︎食べてはいけないストレス

姥捨山: 生肉(生ハムとかサラミ)は種類が少なくて、一回食べたらシバラーク食べる気がおきないので、食べるな、と云われてもそんなにストレスにならない→日本: 豚以外にもイノシシだの鹿だの肉のバリエーションが多いので、食べ続けられる。➡︎食べてはいけないストレス

生魚: 言うまでも無し ➡︎食べてはいけないストレス(日本)

等々

どこまで厳格に禁忌を守っているかを明らかにする気はありませんが、これら食べ物へのアクセスの好さが、逆に日本における妊婦生活の辛さとなっていることは否めません。慰めとしては、辛さを遥かに上回る、質の高い食生活が簡単に実現できる、ということでしょう。

そして、最大のストレスは、「咲元」を母が勝手に開封し、毎夜毎夜の晩酌に飲まれていること。
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遠慮ゼロの飲みっぷり

幻の酒「咲元」
この場合の幻というのは、人気商品により品薄の幻というよりは、ポピュラリティの薄さによる幻(主観です)に近いのです、多分。限られた陳列棚に売れ筋を置かないといけない大型スーパーにはほぼありません(泣)。首里で製造されているのに、那覇市の居酒屋さんでも置いてある店は少ないです。

ポピュラリティの薄さによる幻などと書いているけれど、私が溺愛して止まない泡盛です。
ラベルが素っ気ないのがまた愛嬌。
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米焼酎なのに、麦を焦がしたかような不思議な香ばしさが堪らないのです。喉奥から鼻にムワッとかかる後味が薫りも含め私の好みです。

泡盛はややクセがあるのが好きだけど、‘白百合’は最初、一口でダメでした。
しかし、4~5年前の伝聞によると白百合の跡取りが「俺の代になったら、あの味は作らない」と言ったそう。
直接聞いた話ではないし、白百合のあのクセをネタにした酒席における単なる小噺にすぎないのかもしれませんが、現在の白百合の味が気になります。

酒を解禁したら、まず咲元!