標題は敢えて付けたもの。
本来は、まず長尾忠景新出資料というのが筋であろう。
以下のとおり。
被復先忠之由長野左衛門
五郎注進令披露、御書
申成候、定可為御本意候、
此刻御忠節簡要候、
恐々謹言、
六月十五日 前尾張守忠景(花押)
謹上 落合三郎殿
これは、長野市立博物館だより第92号で
照会された新蔵資料だ。
実際は巻頭カラー写真で紹介されている。
興味のある方は入手してほしい。
紹介文は、本県の中世史研究者森田真一氏である。
比定年代は15世紀後半としている。
長野左衞門五郎といい、落合氏といい
全く知られていない人物である。
研究はこれからといったところだろうが、
こんなものがまだあるんだなあと
驚きを込めて紹介してみた。