

皆さん,こんばんは.Joshuaです.
今夜は,大学受験を控えていらっしゃる生徒さん向けに,少し実践的なテキストのご紹介をしていきたいと思います.
紹介するテキストは,代々木ゼミナールの英語教師でいらっしゃる西きょうじ著の『ポレポレ 英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)というテキストです.
このテキストは,実際に大学入試で出題された英文を基にして,英文の構造を理解するにはとても良いテキストだと思います.
例えば,本文の28ページ,29ページで紹介されている早稲田大学の問題ですが,"if, then"の構文(もし,何々だったりしたら,そうであるという構文)について触れた箇所ですが,if 節が複数ある場合の構文を例にして紹介してあります.
文頭は,"To form a society individuals must be related in a certain manner."
となり,「社会を構成するためには個々人が何かしらのやり方で関係し合わなければならない.」という一文で始まっています.To不定詞がどこまでなのか,分かりにくくなっているかもしれませんが,分かりやすく表現すると,"To form a society, individuals must be related in a certaion manner."となります.「(ある)社会を構成するためには」という形が見えていらっしゃいますでしょうか.
そして,"For instance," 以下で,if節が三つ並んで,おしまいに"then"が入り,主文は"their interactions are not social and they don't costitute a society."という最後の節がこの英文の主文です.
日本語に訳すると,「人々の互いの関係は社会的ではないし,社会を構成することにはならない.」という文になります.
西先生も著書の中でおっしゃっていますが,構文をつかんだ上で,骨格,文展開に注目する必要があるということが大切なポイントです.一見すると長い文章も,構文が見えていれば,案外簡単な主張だということがお判りになっていただけるのではないでしょうか.
このテキストは,長文を読んて行く場合に必要な基本的な構文がきちんと理解できているかどうかを判断しながら,50の例題を用いて解説している英文読解力を養うにはうってつけのテキストだと思います.現在でも,Amazon.co.jp などでも注文することが出来ます.お値段もお手頃価格です.英文の読解に手間取っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら,このテキストを一読してみることをお勧めいいたします.
今日は,西きょうじ著の『ポレポレ 英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)をご紹介いたしました.
それではまた.
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