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1992年9月の連休、友人と八甲田山に行きました。

 

 

 

 

 

 

上野発の急行「八甲田」で、三沢駅まで。
十和田観光電鉄線(何とこれ、昨日廃止されたんですね・・・)に乗り換え、十和田市駅へ。

 

 

 

 

 

 

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更にバスに乗り換え、酸ヶ湯に到着♪
宿に荷物を置き、歩き始めました。

 

 

 

 

 

 

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1時間ほどで、地獄湯ノ沢。火山らしい様子になってきます。

 

 

 

 

 

 

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岩木山も望めました。

 

 

 

 

 

 

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さらに30分ほどで仙人岱に到着。
高層湿原は相当に失われていますが、八甲田清水が清らかに湧いています。
ここから高田大岳への道を分け、大岳への登りにかかります。

 

 

 

 

 

 

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次第に急坂となりますが、抜けるような晴天に飛び込んでいくような感覚で、さほどの苦痛ではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

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鏡池を過ぎると、頂上は間近です。

 

 

 

 

 

 

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大岳は八甲田山の最高峰。
広い山頂広場の脇に噴火口跡がポッカリと口を開けています。
その向こうに高田大岳

 

 

 

 

 

 

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太平洋と日本海が同時に眺められる場所は、そう多くはありません。
その眺望は素晴らしいの一語です。
西には岩木山の秀麗な姿がひときわ目を惹きます。
そして北は津軽海峡の向こうに北海道が横たわっています。

 

 

 

 

 

 

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北に向かって下山を開始し、大岳ヒュッテのある鞍部から井戸岳に登り返します。
この頃から徐々に雲行きが怪しくなってきました。

 

 

 

 

 

 

井戸岳の噴火口縁の稜線に出たところ、そこでは猛烈な強風が吹き荒れていました。(゚Д゚)
行く手の道の幅は狭そうで、この強風の中では危険と判断。
井戸岳頂上は目前でしたが、引き返しました。

 

 

 

 

 

 

鞍部まで下ってみると、先ほどの強風が嘘のような静けさでした。
しかしそれが反って不気味に感じ、下山を急ぐ事に。

 

 

 

 

 

 

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森の中を30分ほど下ると突然目の前が開け、見事な高層湿原が現れました。
毛無岱です。

 

 

 

 

 

 

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毛無岱は上下2段に分かれており、こちらは上毛無岱

 

 

 

 

 

 

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更に進んで長い木段を降りた先に下毛無岱があります。

 

 

 

 

 

 

これらは全てが美しい八甲田山の中でも白眉と言える場所です。
観光バスで通り抜けるだけでは、あまりに惜しい。
本当に素晴らしい風景は、自分の足で歩いていかなければ出会えないものなのです。

 

 

 

 

 

 

下毛無岱からは山沿いの道を、小さな沢を何度も渡りながら、酸ヶ湯まで30分ほどでした。

 

 

 

 

 

 

宿に着き、玄関で靴を脱いでいると、なんと滝のような雨が降り出しました!(゚Д゚)
まさに間一髪。危なかった(^^;

 

 

 

 

 

 

その夜は酸ヶ湯名物千人風呂を堪能し、翌日は十和田湖に向かったのでした。