6月某日

広島県福山市の
鞆の浦にやってきました。

去年の3月以来、2度目です。

モノクロ、多めです。

新大阪から福山まで新幹線で移動し
福山からはバスで30分ほど。

鞆の浦が近づいてくると
瀬戸内の穏やかな海が

車窓いっぱいに広がります。




偶然写り込んだ

こちらのインバウンドの女性も

この海の景色をバックに

自撮りされているようでした。


小さな港町


着いた時刻は

とても静かでした。


漁船が多いようですので

早朝は賑やかなのかもしれません。


映画によく出てくる常夜灯


金田一耕助シリーズに出てたかと。


横溝正史作品は大好きなのですが

八つ墓村以降の映画が

割とホラー寄りになってしまったのが

とても残念なのです。


田舎の豪族の

本家、分家、新家

と言った力関係や

古きしきたりを

余すことなく

掻き切っている

原作小説の迫力が

映画には出てこないんです。


とは言いつつも、

この景色は絵になりますね


こちらの蔵は

鞆の浦近海で沈没したいろは丸の

資料館です。

いろは丸は、坂本龍馬率いる海援隊の船

幕府の船と接触、沈没したことで

当時としては珍しい

海難裁判で裁かれて

海援隊側が賠償金を得たとのこと。


これが遠因となって

近江屋事件で龍馬が

命を落としたのでは?

という根拠ない噂も。


そんな幕末に思いを馳せつつ

古き佳き港町を散策します。



この街で愛されているぽにょ


私も珍しくスイーツをいただきます。

このあたり、トンビが多いので

気をつけないと



少し雲がかかる港


アオサギさんが

何かを見つけたみたい


そろ〜りそろ〜りと

近づいていきます…


(5分経過)


「なんもせんのか〜い!!」


何かを捕獲するのかと思ったら

まさかの

「み〜て〜る〜だ〜け〜」

(笑)


カメラ構えて待ってたのに

時間を返せ(笑)



ほらほら

トンビも何かを見つけたみたい…


って、え?

私ロックオンされてる!?


祠のお供えもの


漢気あふれる

「鬼ころし」紙パック!


絵画を描かれている

鞆の浦ダンディ


ちらっと見せていただきましたが

とってもいい作品でした。


そういえば、以前糺の森で出会った

絵描きのお父さん

あれからお会いしてないけど

元気かなぁ。


葵祭りのこととか

楽しそうに話してくれたっけ。


この港は絵になるので

いろんな角度から

何枚も撮ってしまいます。


港だけでなく

路地も雰囲気があり

尾道あたりと

似た香りがします。



赤い屋根が

そーすけの家のモデルになったとか。


ふたたび海岸線へ。



テラス席に佇む紳士


路地裏の紫陽花もしっかり写してますよ


前回も撮った

ぽにょの水瓶


方言を用いた安全看板


いたるところに

たくさん看板が貼られています


春は吊るし雛だったような??


さて、お腹が空いてきました。


去年は時間が遅く

すでに売り切れていた鯛めし弁当


今年はリベンジです。


うむ、旨い!

満足満足です。


さらに近辺を散策。

昭和天皇と香淳皇后のお写真


「ともせん」


あ、えーと…

今すれ違ったひと、坂本龍馬だよね??


トンビもお腹がすいたようです。

活発に飛び回っています。


懐かしい電灯


福の神のレリーフ

迫力がありますね。


「どーーーーーーーん!」

とか言いそう。


なんだかかわいいバスが!


ネコバスのようなカラーリングの

ボンネットバスです。

昔はここから福山の方まで

海運物資を運ぶ軽便鉄道が

敷かれていたようですが

廃線になりバスに置き換えられた模様

それからも随分と時間が経ち

いまでは遊覧バスとして

動いているようです。


例によってトンビをとっていたら

突然真っさかさまに急降下


次の瞬間


「きゃぁぁぁ!」


カメラを降ろしてみてみると

すぐ近くで潮風に靡かれながら

ソフトクリームを楽しんだご婦人


ソフトクリームをトンビに

持っていかれました


…というか、はたき落とされて海へぽちゃり


トンビも

「あーあ…」

と言わんばかりにくるっと一周輪を描いて

トビ去っていきました。


単なる落とされ損やん。


戻ってきたら

バスが向きを変え

観光客を乗せ始めていました。


最近、関西のテレビ番組

「歩き旅、おとな旅」で

紹介されていた

選べる鯛定食のお店。


次に来たらここかな。



ケベ人妻調査隊


ケベ人…って誰やろなぁ😏


こちらは

鞆の浦から仙酔島までの

定期航路の乗船型


いろは丸を模した船で

後ろに見える仙酔島に行くようです。


静かな凪の瀬戸内の海を

漁船が静かに進みます


今度は高台に向かいます。

ステンレス水筒


あ、カメラのおっさんや


この近くも

山車を使ったお祭りがあるようで

こちらの資料館で

VRを使った映像を

見ることができました。


栄光の背番号3


高度経済成長期を

野球のプレーを通じて

盛り上げてくださった

長嶋茂雄さん。


引退のセリフ

「我が巨人軍は永遠に不滅です!」

はリアルタイムで見てました。


そらからしばらくして

地元静岡で巨人軍の写真展があり

父に連れて行かれて

「これはあんときの写真や」

と言われた

長嶋さんがスポットライトを

浴びてる写真を

今でも覚えています。



バイクショップのお店の前で

スクーターの点検?をされているご主人


この界隈は

保命酒という

薬膳のお酒が名物です。


いくつかの蔵があり

それぞれの蔵で

保命酒が売られています。


立派な彫りの看板です


こちらは

カッパッパ〜ルンパッパ〜♪

でお馴染みの黄桜の

自動販売機



蔵の壁に沿って伸びている

大きなランタナの木


所狭しと並ぶ漁船


先に見えるのは走島


こちらも定期航路があるようです。


小さな船も海を進みます


防波堤の先まできましたが

そちらまで船がびっしり


対岸の常夜灯が小さく見えます


先ほど外海を進んでいた漁船が

港に入ってきました


堤防を戻ります


トンビ


堤防の付け根から見る常夜灯


さてバスで福山まで

来た道を戻ります


福山駅


そこからとあるお店に移動します

…が、まだお店のオープンには早い


すでに営業しているお店も

あるんですけどね


色褪せた看板

ビリーバンバンの曲が

頭の中を流れます




ベンチに寝そべり

お腹の上にパンクズを置いて

鳩を呼び寄せているおじさん


さてお店のオープン時間になりました。


去年もきたこちらのお店は

実は去年来た時点ですでに

Instagramでフォローされていることが

わかりました。


お目当ては鯛しゃぶ


…なのですが、なんとお通しも鯛!


鯛しゃぶを堪能します


どこかで見たことがあるキャラ


そうか、カープ坊やだったか!


ということで

新幹線に乗って大阪まで帰ります☺️


おつかれさまでした