このところ仕事が忙しかったので
すこ〜しストレスを溜め込み過ぎました。

あ〜どっか行きたいなぁ…

と思っていたところです。

東京から大阪に引っ越してきて
さらなる西を、まだ見ぬ西を旅したい!


という願いを込めて
どこでもドアのドアを開けたら…



おじさんが釣りをしていました。


福山駅からバスに揺られること約30分


崖の上のポニョの舞台でも知られる

鞆の浦の海にやってきました。


例によって、行き方以外は

全くリサーチせず

思いつきの気ままな旅です。


あ、「行き方」はどこでもドアですからね

下調べ不要なんですよ(笑)




海岸線から一歩路地を入ります。


古い街並みが並んでるのですが

意図的にそれらしい雰囲気を作ってるのではなく

本当に歴史のある街並みのように見えます。


地方の金融機関の建物の立派さは

目を見張るものがありますね。

こちらはしまなみ信用金庫さん

略して「しましん」とか言うんですかね?

静岡の島田市にも「しましん」がありんす(笑)


時刻はお昼過ぎ。



ふとこの看板が目に留まり

「店内でも食べられる」

と書かれているじゃぁあ〜りませんか!


こんにちは〜と暖簾をくぐり、


あの〜店内でもいただけるんですか?


「もちろんです!

ただ、お弁当の方は終わっちゃって

今はお茶漬けしかないんです…」



あ、十分です!

それいただきます!




「よ〜く混ぜて召し上がってくださいね」


来ました来ました。

香りたつ出汁と、鯛の味

うん、こりゃ旨い!




テーブルの隅っこに

ミモザなんかが飾り付けられていて

お店も可愛らしくて素敵でした。


ご馳走様でした。



こちらは何やら可愛らしいものが

吊るされています。

3月いっぱいは「町並ひな祭り」という

イベントを開催している、と

どこかに書かれていたので

吊るし雛かな?と思ってよく見たけど

お雛様ではなさそう。



軽やかな足取りで街をいくベテラン勢。

三人旅ですかね。

同性同士だから話せるってことも

いっぱいありそうですよね🤭



船着場がある入江に出てきました。


柔らかな春の日差しが

水平線を淡く溶かしています。


岸壁には「雁木」と呼ばれる

階段上の造りになっていて

そこに座って日向ぼっこをするんです。


近くのスイーツ屋さんが

雁木に座るとき用のマット

(キャンプ用の座布団みたいなの)

を無償で貸し出してくれていたり。


これがその雁木です。


雁木といえば

山口のお酒が真っ先に頭に浮かぶんですがね。

そりゃ私だけか(笑)


舫綱を引っ掛けるところが

道標のような墓石のような。


こちら、映画やドラマにもよく出てくる

こちらでは有名な「常夜灯」

金田一シリーズで見たんだったっけかなぁ?


常夜灯のすぐ近くにあるカフェ

こちらも賑わってましたよ。


このお隣に、いろは丸の展示館がありました。

いろは丸とは幕末に

坂本龍馬率いる海援隊が使っていた船で、

ちょうどこの付近の海域で紀州藩の船と衝突

沈没してしまいました。

比較的最近

その海域でいろは丸の残骸が見つかり

引き上げて展示をしているんだそうです。


街を歩くとあちこちに

「保命酒」の看板が。


こちらも!


路地という路地が

タイムスリップしたかのような雰囲気で

静かなんです。

それなりに観光客の人もいるんですが

落ち着いた街!といった佇まいなんです。


そしてカフェが多いんです。

若い観光客の方も多かったですね。

スイーツも豊富そうでした。


「車がよぉけん通るんよ」

お国ことばでしょうか。いいですね。


こちらは瓢箪がぶら下がっています。

左下に見える緑のは

日に焼けたカエルさん


この子はケロヨンでもなく

ケロちゃんコロちゃんでもなく

「カエルさん」が正しい名前なんだとか。

もちろん軍曹でもないですよ(笑)


ぜんざい屋さんのある路地


ポニョを模った噴水?

特徴を捉えててかわいいですね。



こちらは展示館にあった和服


一般の方のお家の街灯

デザインが繊細で美しいですね。


穏やかな瀬戸内の海面の上で

船がほんの少し揺れています。


沖合に浮かぶ走島とを結ぶフェリーから

車が降りてきました。


茶房 船番所さんという古民家カフェ

こちらも良い佇まいですね。



海を渡る船

その手前に鳥


防波堤の先っちょで釣りをする少年


映えスイーツ


上空をトンビが巡回してるので

下手したら持ってかれますよ(笑)



こんなんがたくさん飛んでますから。


こちらはリュックから

コンニチワしてる芝犬くん。


ホットサンド屋さん

メニューだけでなく

どことなく洋風な雰囲気を感じさせる古民家


この街はミモザが有名なんですかね。

先ほどの鯛めし茶漬けのお店もそうでしたが、

街のあちこちにこうしたミモザの飾りがありました。


揚げたてカレーパンのお店




仁丹


仲良し三人娘


この形のポストももうあんまり見なくなりましたね


常夜灯


アイスクリームのお店


路地裏


こちらのお店で

先ほどの保命酒を

試飲させていただけるとのことで


いただいてきました。


なんでも、この土地の名産品で

味醂酒のひとつ。

試飲させて頂きましたが、

養命酒よりもっとスッキリしていて飲みやすい。

むしろ爽やかな梅酒に近い感じかな。



先ほどのぜんざい屋さん

よく見たらピンクのキャラが乗っかってました。


トンビがちょうど風に乗り

まるで凧のようにゆらゆらと

目の前に浮かんでました。


静かな土曜日の港ですが

わずかに船の出入りがありました。




こちらは仙酔島との間を行き来する船

遊覧船のような外観ですね。


あの二人の頭の中に

セリーヌディオンの声が

流れていることでしょう(笑)



浴衣美人発見!

近くに温泉でもあるんでしょうかね?


やっぱり道標か墓石に見えて仕方がない


陽が傾き入江もコントラストが出てきました



石垣


路地




福山まで戻り、

夜の部です。



牡蠣のオイル漬け


鯛しゃぶ


広島の地酒で堪能いたしました。



おしまい