昨年の蔵出し記事、
大阪の次は東京で。
晩秋の新宿御苑と六義園。
新たにミラーレスカメラを導入しまして
オールドレンズを付けて遊んだりしています。
この時は、1969年頃に製造された
Cael Zeiss Jena の Tessar 50mm f2.8
という、ほぼ私と同世代のレンズを付けて
遊んでおりました。
池の水面に反射する青空
斜陽が降り注ぐ落ち葉
遠い方のボケが少しぐるぐるしてますねw
人の影が長く伸びる時間帯
黄色に染まった太陽が
幸せそうな家族を
暖かく包み込んでいました。
一方、こちらは六義園
まっかに燃ゆるモミジが美しい。
カサカサと擦れ合う音が聞こえてきそうな
落ち葉の絨毯
緑とオレンジのコントラストが
冬の到来を告げます。
六義園の中で
私が最も好きな場所、渡月橋
風情のある石橋ということもありますが
この狭い橋を行き交う人たちの
関係性がよく現れる場所でもあると思っています。
まっかな紅葉を
夕日がさらに赤く染めます。
人は大勢いるのに
なぜだが静寂に包まれる時間。
来年もまた来れるかな?
なんて、本当はこの時、
翌春の「枝垂れ桜」を見たいと願っていました。
その願いは叶わず、
私は西の彼の地へ…。
濃淡の鮮やかな紅葉が
幸せそうな家族をそっと包みます。