昨年11月に開催した企画展
「写ルンです展」
に出した写真です。

既報の通り、
写ルンです 1本分(27枚撮り)を
まるッと一気に展示すると言う展示です。

ミスも失敗も全部ひっくるめて。

皆さんそれぞれいろんなテーマで出展されていて
目の付け所や、ほっこりとする日常など
バラエティに富んだ展示となりました。

その中で、私が出したのは都電荒川線。

東端の三ノ輪橋駅から
西端の早稲田まで
1日乗車券を買い、
撮っては乗り
乗っては撮り
を繰り返し
写ルンです 1本を撮ってきました。

ちなみに、普通のフィルムカメラは
パトローネと言われる缶の入れ物から
フィルムを引き出しつつ撮影をし、
全部撮り終わったら「巻き戻し」を行い
フィルムを全て缶に収めてから
現像に出します。

一方、写ルンですは
フィルム装填時に全部引き出しておき、
撮ったら1枚分巻き戻すと言う構造。

つまり、現像に出すと
お尻から順に頭まで遡る形になるんです。
これも面白いですよね。


ということで、終点の早稲田


少ししっとりした写りなのは

私が汗を書いていてレンズが曇ったから…

のようです


都電の乗車口


ここで先にお金を払ってから乗車。

降りる時は何もせず、

後ろの降車口から降ります。


早稲田の少し手前の面影橋


春になると桜が綺麗に咲きます。

神田川沿いに咲く桜は

目黒川のそれをコンパクトにした感じ

しかも目黒川ほど混んでおらず

おすすめなんです。


神田川越しに対岸を望む。

街路樹の向こうに、

わずかに都電が見えます。


黄色とオレンジのカラーリングは

今は亡き林家こん平師匠が主催されていた

都電落語会のデザインなんです。


都電に乗る人々


雰囲気はバスに近いですね。

市民の足となっています。


大塚駅、運転席からの眺望



大塚駅前のカーブ、早稲田方面を臨む


遠くから都電が近づいてくる様が見えるので

私は好きなポイントなんです。




大塚駅 三ノ輪橋方面を臨む

都電、高架となっているJR山手線、

そしてその手前の踏切を行き交う人たち


それぞれの要素が絡み合って

ここも好きな景色なんです。



都電沿いはバラを中心に

多くの花が植えられていて

行き交う人に安らぎを与えてくれます。


これからの季節、春バラが綺麗に咲きますので

お近くの方はぜひ一度

足を運んでみてください。


大塚から一つ手前の庚申塚


巣鴨のとげぬき地蔵さんへ行くには

こちらの駅で降りて地蔵通り商店街を通っていくのが

おすすめです。


駅のホームには甘味処などがあり

暑い夏にはここでかき氷をいただくのが好きですね


大きく盛ったかき氷を

外にこぼさないよう気をつけて丁寧に食べるには

少しコツがいるんです。


地蔵通り商店街へ向かう踏切


ご年配の方々だけでなく

小さなお子さんの手を引っ張って歩く

若いご夫婦の姿も多く、

「おばあちゃんの原宿」から

「みんなの原宿」になりつつあります。


あ?それだと普通に原宿になっちゃいますね。


一点通し図法


ここは飛鳥山の駅になります。

大塚方面まではまっすぐに線路が伸びています。


飛鳥山の手前

歩道橋から見下ろす都電


路面電車と自動車が交差します。

昭和30年代くらいまでは

よく見かける風景だったようですが

今このような景色が見られる場所は

全国でもかなり少なくなっているんでしょうね。


飛鳥山と王子の駅の間の坂道


緩やかな坂を、

小さな都電が自動車とともに

よっこらしょ、と登っていきます。


電車がゆっくりなんじゃないんです。

時間がゆっくりと流れているだけなんです。



荒川線 唯一の改札口


王子駅にあります。

ここだけは、運賃の支払いは車輌内ではなく

この改札で行います。


荒川車庫にある都電博物館

引退した都電の車輌を博物館に仕立て直し

レトロな品々を並べています。


運転席のレバーも動かせます。

都電でGo!


あらかわ遊園付近

この辺りも線路沿いに花が咲いています。


少し前にリニューアルオープンした

あらかわ遊園は賑わっていました。

半分写っているレトロな都電車輌は

あらかわ遊園のレストランなんです。


まさか都電にビュッフェ車輌ができるとは。


駅のホームで待つ人々


線路をローアングルで


汗でレンズが曇っています。


ナチュラルなソフトフォーカスフィルターですね


やはり花と都電はよく似合います


ピンクの薔薇も綺麗ですね


車輌の中


そして始発駅となる三ノ輪橋


早稲田方面からやってきた都電は

ここでスイッチバックして

再び早稲田に向けて出発します。


都電と写ルンですの組み合わせ、

いかがでしたでしょうか。


気軽にフラット出かけるお散歩のついでに

写ルンですで撮ってみるのも楽しいと思いますよ。


※一部お見苦しい点がございましたが

撮影者の意図を尊重し、

そのまま掲載しております😆