3月21日 晴れ

雪原を
照らす日時計
春を告げ


これがほんとのスノー俳句!

…ナンチャッテ(笑)

失礼しました。

今年も雪山を楽しんでいなかったので
行けるうちに…と赤城山に来てみました。

が、今年はやっぱり雪が無い。

黒檜山は
登山道のある南斜面はほぼ雪なし。

なので、雪の残っている地蔵岳北斜面を
登坂します。


雪原のお約束
アニマルトラッキング


大沼のほとりを少し歩き
ここから地蔵岳 山頂を目指します。

見ての通り、
序盤はそれなりに急騰。
矢印の方向って、
普通の人は立ち入らないほどの傾斜ですよね(笑)

何人か他の登山客も
ここでアイゼンを装着し
登って行きました。
クマザザは雪の上に顔を出していますが
登山道の凹みは残雪です。

先駆者がシャクシャクと
雪にアイゼンの爪を立てて
登って行きます。


雪が少ないと聞いていたので
この日は6本爪の軽アイゼンできましたが、
序盤の急登は前爪があった方が良かったかな。

ストックも持ってきていましたが、
いざって時に体重をかけられる
ピッケルを使用。

この季節あんまり使ってる人
いないんですけどね

急登の区間は登攀に夢中になっていて
写真ほとんど撮ってませんでした。
ほんとは雪山ではよくないんですが
汗が滴るほどに。
あとで自分の匂いが気になることに(笑)


ご多分に漏れずここでも
スノーブリッジがあちこちに隠れていて
時折踏み抜いて膝までズッポリ(笑)
ドリフのコントみたい。

そんなこんなで
赤城少年自然の家方面からの登山道との
合流地点に到着。
ここは少し開けていているので
少し休憩していると

あれ?わんこ。

い〜ぬは喜び庭駆け回り♪

の如く楽しんでいます。

程なくして自然の家方面から
男性3人組が登ってきました。
その方達と一緒に登ってるようです。

無邪気に見えたわんこさんも
実はおりこうさんで、
飼い主に付かず離れずで
先に登って行きました。


あっち方面へレッツゴー!


サクッと雪面に刺したストックのスピッツェを
雪がククッと噛み締める感触が好きなんです。


振り返ると昨夏登った黒檜山と駒ヶ岳

赤城山はカルデラなので
大沼をくるっと取り囲むように
山々が並んでいます。


稜線の登山道の部分だけ雪

ここでもたまにズッポリ(笑)


日差しは暖かく寒さは微塵もないのですが
この季節は残雪がザラメ状になっていて
アイゼンがあまり効かないのが難点ですね。
キックステップで登ります。


この道を下っていくおじさんは
かなりスピードが出てました、
雪に慣れてるんでしょうね。


眼下の大沼は半分凍結

ちょうど赤城神社らへんが
境になってます。



山頂にとうちゃこ〜。

山頂はぽっかり雪が無い。
ザビエル状態。


お約束の三角点タッチ
ここは一等三角点なので立派です。


さっきのわんこさんも
飼い主にそっと寄り添ってます。



こちらは前橋市街地方面

南斜面は全く雪がありません。

赤城山のスノーハイク、
ラストチャンスでした。



それにしても電波塔が多いなぁ。





さて、飯だメシ!
腹減ったぜ。

この「山菜おこわ」は
会社の備蓄食料だったもの。
賞味期限切れが迫ってきたので
売店で一つ80円で投げ売りしてたのを
購入してきました。

「それ、美味しくないよねぇ」
と職場のみんなに言われましたが、
これをとてつもなく美味しくする
特別の調味料を知ってるから大丈夫なんです。

その調味料がこの景色

ここから見る雪山の景色
サイコーです!

こういう景色を見てニヤニヤしながら
食事をとります。

去年の黒檜では全く眺望が楽しめなかったので
し〜っかりと目に焼き付けておきます。


群馬の山々に乾杯!



今日の音楽は何度目の登場でしょう。
ノルウェーの歌姫、オーロラ。
めでたく今年のアカデミー賞に登場。
応援してた身としてはこの上ない喜び。
村上春樹の小説がお好きなんだそうです。