Questa è una storia a Shinjuku un giorno d'inverno.
1月26日 日曜日
雨のち曇り
雨のおかげで少ししっとりとした空気の中、
小用があり新宿にやってきました。
そのついでに
久しぶりのモノクロームストリート撮影。
つい先日同僚との話の中で
私の新宿時代の話をする機会がありました。
かれこれ20年近く前になりますかね。
歌舞伎町2丁目で仕事してまして。
(LGBTの聖地 新宿2丁目とは違いますよ)
午前2時過ぎに仕事終わってから
新宿のあちこちに飲みに行ってたなぁ。
なんて思い出話になったんです。
当時その界隈はまさにカオスでしたね。
ここには書けないこと、
たくさんありました。
その後石原都知事時代の
「歌舞伎町浄化作戦」により、
かなりまともな街になっていきました。
でもって、なんだか懐かしくなって、
その界隈を歩いてみたくなった
と、こういうわけなんです。
でけでん!
まずは新宿のランドマーク
コクーンタワー
名古屋のスパイラルタワーと並んで
近未来的な外観が特徴です。
ビルの幾何学模様が
モノクロ撮影に似合う
…気がします。個人的に。
新宿駅西口
ここは当時からそんなに変わってないかな。
小さいお店は入れ替わってるかもしれないけど。
昔はお店の名前の入った看板を
ただずーっと掲げてるだけのおじさんが
たくさんいた気がします。
もっと昔で言うと「サンドウィッチマン」
なんでしょうけど、体の前後に板を貼る
サンドウィッチ状態ではなくて、
長い棒の先に板がついていて
そこにお店の名前が書いてあるんです。
今は新宿区自体が呼び込み禁止条例を
出してるはずなので、そういうのは
出来なくなったのかもしれません。
最近だとコンタクトレンズ屋さんの
名刺サイズのチラシもしくは
ポケットティッシュを配布する人くらい?
そして思い出横丁
手振れ補正機能のないレンズで
手持ちスローシャッター。
なのであんまり拡大しないでくださいね(笑)
1999年に大火が発生し、
昭和から続く古き良き店構えが
焼失してしまいました。
その昔、このシャッターを切った場所の背後に
鞄屋さんがあって、
ダークグリーンのリュックを買った記憶が。
あれ、どうしたっけな?
大火後の再建から20年経ち
今はまたいい具合にくたびれてきています。
もちろん良い意味で。
通路を挟んでこの狭さ。
どこかでボヤがでたら
たちまち延焼しますわな。
日曜日の昼間っから焼き鳥で一杯
う〜、ヤりてぇなぁ。
ところがこのタイミングでまたもや
満腹中枢が「待った!」をかけるわけですよ。
まるでモザイク。
あ、ここでいうモザイクは
映像編集技術の方でなくて
建築技法の方ね。
アントニオ・ガウディ的な。
しかしさっきから
「男梅サワー」が地味に
圧をかけてきていますね(笑)
なにか本格的な撮影をしてました。
多分私、撮られてます(笑)
このレンズの向いている方から
歩いてきたんで。
なので仕返しに
こっちからも撮り返してやろうと
カメラを向けたら、
横に立ってたディレクターさんぽい人が
すすっとさりげなく退きました。
あ、こりゃ撮っても良いよってサインね!
と自分にいい聞かせてパシャリ(笑)
さらに通路を進むと
「あ〜、こっち向いて!」
なんてやってる。
その指示を出している先は
ああ、イケメンのカメラマンくん
撮影者の手で顔の一部をさりげなく隠して
肖像権の配慮。心ばかりですが。
まあ他にも撮影目的の人
結構いましたね。
もちろん自分もその一人。
大ガード下側の出口
う〜ん、このポップなゴシック体の
「思い出横丁」の看板、
ちょっと味がないですねぇ。
喫茶店みたいな風貌のラーメン屋さんで
こういうポップな店名看板を出しているところは
基本避けてしまうのですが
それに通じるものがありやなしや…
奥から団体さんがぞろぞろと。
では次の場所へ
移動するとしましょうか。
つづく