DAY 4 8/9
北アルプス表銀座縦走の最終日
くだりの槍沢で撮ったチングルマ
朝食は朝5時
窓の外は相変わらずの濃霧
しかし…
朝6時 それまで深く垂れ込めていた霧が
一気に消えて、槍様出現
みんな一斉に撮影大会!
あらためて、あんなとこ登ったんだと
私たちがどこかの山へ登って 、
「あ 、富士が見える ! 」と喜ぶのと同様に 、
「あ 、槍が見える ! 」という叫び声を聞く 。
実際そのユニ ークな岩の穂は見紛うことはない 。
ひと眼で認め得るのである 。
どこから見てもその鋭い三角錐は変ることがない 。
それは悲しいまでにひとり天をさしている 。
〜深田久弥著「日本百名山」
槍ヶ岳の項より引用〜
早朝組みは我先にと東鎌尾根を
登って行きました。
山小屋で同室になった人が
仲間の人たちに
「俺あそこまでいくから写真撮って」
と言ってよじ登りに行きました。
左の肩に槍ヶ岳山荘が見えますか?
ガスってるところです。
あの建物が、穂先の取り付き
(穂先に向かって急角度に跳ね上がってるとこ)
に立ってもまだ霧で見えないくらい
昨日は濃霧でした。
自家発電の騒音を頼りに
戻ってきたくらいです。
下の山
穂高連峰
前穂高岳
絶景のパノラマを
しばらくずーっと眺めていました。
もちろん穂先も。
昨日はあの岩を乗り越えてったんだなぁ
昨日の山頂は
ほかに撮ってくれる人いなかったしね
「ずっと見ててもキリがないので
そろそろ行きましょう」
そう呟いた2代目おじさんは、
おそらく私にではなく
ご自身に向けて発したようでした。
2代目おじさん、
三度目の正直で
ようやくこの近いところから
穂先が拝めて
感無量だったようでしたから。
でも本当にお名残惜しゅうございます。
07:17 坊主岩屋下まで降り、
そこから見上げた槍
これからくだる槍沢
氷河の力って偉大ですね
このすぐ左の岩の隙間から
冷たい雪解け水が流れ出ていました。
その指し示す先を見ると
細長い滝がありました。
所々に残る雪渓から
雪解け水が流れ出す
せせらぎの音
鳥の鳴き声
本当に清々しい
上高地まで徒歩約8時間
頑張るぞ〜
えっほっ えっほっ
時々振り返っては
北アルプスの山々を
目と心に焼き付けます
2代目おじさんはさらに名残惜しそう
後ろからの足音が聞こえないぞ?
と思って振り返るといつもこの状態
その気持ち、痛いほどわかります。
ようやく大曲まで来て
09:44 ババ平のテント場
こんな景色に囲まれてのテント泊も
いいですね。
ここはトイレもまだ新しくて綺麗でした。
10:04 槍沢ロッジで水分補給
先ほどの源流も
だいぶ大きくなりました。
水が綺麗
ここでお昼タイム!
山で食うカレーは美味い!
あれ、このセリフ2日前にも言ったな(笑)
12:48 新村橋通過
おさるの親子
こちらも子がやんちゃ(笑)
飛び出していこうとしたところを
親猿に尻尾掴まれて
「キキッ」
と子猿が吠えてた(笑)
13:01 徳沢園でコーラタイム
ここのテント場は涼しそう
横尾のテント場は暑そうだったけど
こっちは木々があるからいいのかな。
午後になるとお山は雲隠れ
13:59 明神館通過
「上高地まで後少しなので
ここは休まず行きましょう」
と2代目おじさん
力強いお言葉です。
14:37 上高地 河童橋に到着〜
ありがとうこざいました
記念撮影
15:15のバスで松本駅に向かうという
2代目おじさんとはここでお別れ
おつかれさまでした
ありがとうございました
いつかまたどこかの山で会いましょう
さまざまな想いを込めて
乾杯!
時間ないから一気飲み(笑)
2代目おじさんを見送ったあと、
私は16:15のバスタ新宿行きの
高速バスまで若干時間がありました。
かと言って風呂入りに行くほどの時間はなく
汗拭きシートで汗を拭き取ったあと汗ぐっしょりのアンダーウエアを着替えて
さっぱりしました。
一人になって、お約束のソフト
エンディングテーマは
The Dark Night of the Soul
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

















































