コントラバス奏者の知り合いからチケットを頂いたの

久しぶりにクラッシックコンサートを鑑賞してきました。

ご存知のかたもいらっしゃるかもしれませんが
私は仕事の関係で先々の予定を入れることができません。
コンサートの類は行きたくても
ほとんど予定を立てられないのですが、
今回については、なんと前日に決定。

これまでも何回かお誘いをいただいていたのですが、
今回は、前日にもかかわらず
「チケットをご用意しておきますので、会場の受付で
 うけとてってください」
と連絡をいただき、行くことができました。

会場も自宅からドアtoドアで15分と
絶好のロケーションでした。

その知り合いは、つい先日も
コンクールでコントラバス部門の
最優秀賞に輝いた実力派。
一緒に飲みに行ったときも
クラッシック音楽談義に花が咲いたことがありました。

今回は、モーツァルトの交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」と
ブルックナーの交響曲第5番 変ロ長調の二本立てでした。

奏者の皆さんが調律を終え、
指揮者が挨拶をする間の静寂と
張り詰めた緊張感がクラッシックコンサートの
醍醐味の一つだと思っています。

程なくして指揮者のタクトの一振りで
ハフナーの演奏が始まりました。

この曲はザルツブルグの大富豪、
ハフナー家のために作られた曲
(を後にほんの少しアレンジして交響曲にした)
で、華々しくも格式高い曲調です。
モーツァルトらしく、繊細で
優雅な味が楽しめます。

モーツァルトが終わると20分間の幕間。
ラウンジに行ってコーヒーなどを飲みながら
次を待ちました。

ブルックナーが始まりました。
ブルックナーは職人気質といいますか、
本人が納得するまで、とことん作品を
追求することで知られており、
彼の教鞭のもとで生徒さんたちは
随分と苦しめられたそうです。
もちろん、その厳しさとは裏腹に
生徒さんにも人気があったのだとか。

この曲も、一度作品を完成させた後、
さらにブラッシュアップするために
手を加えていったら、演奏不可能な
曲にたどり着いてしまい、
結局演奏可能なバージョンで初公演を行ったそうで、
結果的に「アレンジは加えられていない」と
認識されているんだとか。

荘厳で多様性があり、
「年末に聴きたいクラッシック」(なんだそれ?)
としてはかなり有力候補なのではと感じます。
リヒャルト・シュトラウスのツァラトストラに
通じるものがあるかな、というのが個人的な感想です。

なんて知ったかぶったこと書いていたら、
コントラバス奏者の知人に小馬鹿にされそうですが(笑)


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東京芸術劇場。
中に入るのは初めてです。





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凝った造りをしていますよね


演奏中は撮影禁止なので、
YouTubeの動画で代用させていただきます


モーツァルト/交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」



ブルックナー/交響曲第5番 変ロ長調





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暖かい光に満ちていますね






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夕景に溶け込む芸術劇場






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ビルの谷間にぽっかりとお月さまがでていました。