私がまだ青二才だった頃
気ままに欧州を旅していました。

季節はちょうど今と同じ春
朝もやの立ちこめる早朝
パリ北駅から列車に乗り、
地中海に面した名の知らぬ駅で降りました。

そこからバスに乗り、
新大陸を指差すコロンブス像が立つ
バルセロナ市街に着いた頃には
コートを着て来た事を後悔するほど
暖かい日がさしていました。

バスルームもついていない宿に泊まり
あちこちを見て歩きました。

サグラダファミリアの中庭で
私が話しかけた黒髪のスペイン女性は
まるでモデルさんのように美しく、
神秘的な瞳をしていました。

そんなことを思い出していたら
スペインの料理が食べたくなり、
近所のスペイン料理屋さんに
足を運びました。
色気より食い気ですね(笑)

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まずはビールから。
あちらのエクスポートビールです。
ちょい濃いめですがしつこくないくちあたり


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ムール貝のベネグレット。
冷製で刻み野菜のシャキシャキした
歯ごたえと酸味の効いた味付け。


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タコのガーリックフレッシュハーブ焼き。
ガーリックの風味はビールが進みますね!


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ここからはワインに切り替えて。
カタロニアのヌヴィアナです。
お手頃価格ながらビンテージもののような
渋みとコクを持ち合わせています。


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イベリコ豚の生ハム。
イタリア・パルマと比べると
歯ごたえ、風味がしっかりしていて
今日のワインによく合います。


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イベリコ豚のグリル。
イベリコ豚特有の風味を生かした
シンプルな味付け。
砕いた岩塩が振りかけられていると
思われます。


さっきから、妙にリアルなラテンギターの音がするな、
と思ったら、おじさんの生演奏が始まっていました。
ひと通り歌い終わると、客席まできてくれて
リクエストした曲を、躊躇することなく
さらっと歌ってくれました!
チップを渡します(^o^)


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続いてハムス。
一見、スクランブルエッグのように
見えますが、れっきとした豆料理です。
ひよこ豆ぴよぴよ♪


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最後のお約束は定番のパエリア。
おコゲの部分がまた美味しいんです!



こんな感じのBGMはいかが?