安倍元総理の暗殺に伴い、加害者ではなく、その母親の所属する世界平和家庭連合がマスゴミから糾弾されたが、今度は“エホバの証人”がターゲットにされている。


この団体では、信仰上の理由により“輸血は禁止”である。


これは聖書のみ言葉を拡大解釈したものと思われる。


確かに闘争によって“血を流す”ことは許されるべきではないが、生命を救うために輸血をすることは、根本的に意味が異なるし、エホバ神は許諾されるはずである。


ここの教えにも学べるところはたくさんある。


例えば、進化論の誤謬を指摘したり、天地創造の6日間は、1日24時間でいう6日ではなく、長い年月を意味するとか、結構まともなことも述べている。


そういう部分に納得して信者になる人もいるようだ。


問題は、予言の書であるイザヤ書や黙示録等の解釈だ。


死んだ肉体が甦るとか、肉体が永遠に生きるとか、ライオンが牛のように藁を食べるようになるとか…



これは比喩的表現であろう。


文字通り解釈するのは、科学的根拠に欠けるし、支離滅裂というか荒唐無稽である。


もしかして、肉食動物と草食動物が共存する映画「ズートピア」は、ここの信者が創ったのか???


むかし、私の知人の娘さんが、バイク事故で他界された。


重傷だったが、輸血をすれば助かるはずだった。


ところが…


彼女はエホバの証人の信者だったらしく、病院に駆けつけた父母に向かって「輸血しないで…」と息絶え絶えに訴えたそうだ。


葬儀が終わった後、彼は私に言った。


「田村さん、救ってあげたかったけど、娘の意思を尊重することにしました」と、苦しい胸の内を明かしてくれた。


なんと嘆かわしいことであろう。