名前は言えないが、数年前ある工場が火事になり従業員が何人か亡くなった。

不謹慎と思われるかもしれないが、そのニュースを見た時「もし“あの時”私と関わっていたなら、火事にはならなかったかもしれない」と、思ってしまった。

というのも(詳細は言えないが)その会社が所有するテナントで占いをする提案をしたが、責任者が却下した。

そのとき、「この会社は近いうち何か悪いことが起こる気がする」と思ってしまった。

その結果が、火事だった。

他にもある。

20年以上も昔のことだが、某放送局の部長と一緒にC銀行を訪ね、「ホールの一部を占いに使わせてもらえないか」と頼んだことがあった。

取り付く島もなかった。

その時「この銀行は運がなくなるね」と、我々は顔を見合わせて言った。

果たして、その銀行は倒産してしまった。

たまたま重なったと言えばそれまでだが、私は偶然とは思っていない。

どういう縁を持つかで、運命は大きく変わることもあるのだ。