“THE SALT FIX” という本を読んでみた。


ジェームズ・ディニコラントニオという薬学博士が書いたものだ。


医学文献に200以上の科学論文を発表している国際的な著名な科学者でもある。


みなさんは、「塩分の摂りすぎは高血圧になる」という、流言飛語を信じてはいないだろうか?


私は昔から塩辛いものが大好きで、普通の人よりは多めに食塩をとってきたつもりだ。


にも関わらず、昔から低血圧であったし、最近ようやく正常値になったくらいだ。高血圧になったことは一度もない。


塩分の摂りすぎは高血圧にはならないことを、身をもって証明できる。


著者は本の中で、以下のような見出しをとり挙げており、メディアが誤った情報を流布してしまったことに警鐘を鳴らしている。


「塩分の摂りすぎで数百万人が命を落としている」(フォーブス、2013年3月24日)


「塩分の摂りすぎが原因の心疾患で毎年160万人が死亡」(ヘルスライン・ニュース、2014年8月14日)


「塩分を控えて心臓の健康を守ろう」(ハーバード・ヘルスブログ、2016年7月11日)


「塩分=高血圧説」という“仮説”によれば、塩分を摂ると喉が渇くので、水分をより多く摂る。塩分を摂りすぎると、血液の塩分濃度を薄めるために、体はより多くの水分をため込んでしまう。その結果、血液の量が増え、血圧が上がってしまう、というものだ。理論的には合っているようだが、実はこれには問題があるのだ。


詳細は割愛するが、結論として、塩分はどんどん摂っても問題ないが、糖分は控えめにということだ。


多くのエビデンスがあり、納得できる。


“塩分の摂りすぎは体に悪い“という間違った見識の医師に惑わされている人達には、一読をお勧めしたい。