仕事もせず親のスネをかじって“寄生虫”のような生活を送っている若者を、一昔前から「パラサイト」と呼ぶようになった。

そういうワガママな子供にしてしまうのは、その父母にも少なからず責任がある。

ところが、今回の「“猟銃”立てこもり事件」は、ちと意味が異なる。

犯人は、な、な、なんと66歳のオッサンである。かく言う私も歳は変わらないが(゚д゚lll)

92歳の母親が息を引き取ったら、常識から考えて“蘇生”は叶わないし、する必要がない。安らかに逝かせてあげたらいい。

だのに、生きていて欲しかったというのは、常人では考えられないことだ。

大の男が働きもしないで、母親の年金に依存していたのだろうか。

彼が定職についていたら、母親は施設に預けることもできたはずだ。

テレビに映し出された顔を見る限り、とても暗い背景を背負っていることが窺われる。

殺害された医師は、評判がよかったらしい。無念でならない。